2010年4月24日 柴倉岳

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柴倉岳は八幡平の、焼山の向かいにある標高1202mの山。
登山道はないので、残雪を使って登れる今がチャンス。
冬期閉鎖が解除されて間もない国道341号線を
8時40分、玉川温泉付近から出発。


駐車場からトンネル脇までは、雪がなんとか繋がっていた。
ちょっとの距離なので、道路をスキーを担いで
トンネル脇から取り付いてもいい。


トンネル脇から伸びる沢を使って取り付く。
昨夜雪が降ったらしく、足下は真新しい新雪だ。


沢から尾根に上がってしまえば、
左に標高971mのブナ森の裾を巻きながら、
前谷地までなだらかで気持ちがいい。
前方に目指す柴倉岳が、のっそりと見える。


あれは、鳥の巣。住人はいない様子。
そして、このコースでは熊棚がちらほらと見つかった。
青空に伸びる枝先には白い毛玉。丸猫やなぎと、勝手に命名。
昔、伐採があったようでこの辺りのブナは
どれも小さい。


左手のブナ森方面。


伐採を免れたブナの大木が出てくるとやがて、
湿原の前谷地が気持ちよく広がって我々を迎えてくれた。
真っ白な新雪には、動物のトレースが一筋あるばかり。
正面は柴倉岳。


湿原の周りを、芽吹き間近のブナが取り囲んでおり、
雪が溶けたらさぞかし美しいだろうと想像がかきたてられる。


前谷地のだだっ広い雪原の真ん中を進んでいくと、
焼山もよく見える。
なんとも贅沢なコースだ。


これは、もしかすればクマゲラが削った跡。


アップにしてみる。まるで彫刻刀で削ったかのような
大きなクチバシの跡。
木の根もとには削りかすが散乱している。
恐るべし、クマゲラ木工所。


谷地の中にはモロビがあった。
森吉のモロビは標高950m付近から出てくるが
ここは800mそこそこ。


前谷地を過ぎ、
1005mのピークに伸びる尾根を目指して再び登りとなる。
ブナの幹には、熊の爪痕がたくさんあった。
そして熊棚。


尾根は見晴らしも良く、なだらか。
鳥が木をつつく音が、かなり大きく聞こえてくる。


やがて到着した1005mのピークは
こんなにもゆるやか。
ここは巻いて柴倉岳との鞍部に向かう。


10時36分、鞍部に到着。
まるで道路があるかのようなブナ並木。
たぶん、伐採の切り出しがあったのだろうとT中さん。
ここを通り抜けると、いよいよ柴倉岳への登りとなる。


登りはややキツくなり、じぐざぐに進んで行く。
地形図を確認すると、キツいのは100mそこそこで終わる。
ちょっとのがまん。


登りが緩くなると空が開けた。
山頂は近い。
大きなブナはなくなって、再びモロビが出てくる。


11時20分、山頂到着。
もちろん、来る人もいない山だから、山頂の標識もない。
開けた空間があって、モロビがその周りを縁取っている。


山頂付近は焼山の絶好の展望スポット。


森吉山は木に遮られてちょっと厳しいが
何とか見える。


11時30分すぎ、
雪が腐らないうちにと早々にシールをはずす。
いい感じの斜面だが、やっぱり雪は重く、
時々スキーがつまづく。
それでも、それなりのシュプール。


帰りには雪がだいぶ腐っていた。
滑降で一番楽しかったのが、
ボブスレーコースのようなこの沢。


12時50分、無事下山。

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