2010年9月5日 温泉の誘惑を振り払って焼山へ(後編)

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*****焼山へ湯ノ沢からの遡行の続きです****
スモール
湯ノ沢から山頂までの遡行図です。
クリックで大きい画像が
別ウィンドウで開きますので、どうぞ。


もう、山頂はいいんじゃないの~と
T中師匠はすっかり温泉に根性が溶けかけている。
ここは私が意思をしっかり持たねばと足湯終了。
沢も終点となり、すぐ脇を並行する登山道に上がる。


登山道は沢から上がってすぐはやや不明瞭。
イオウ採掘の時代の石積があるが、この手前に
小石にくくり付けられたピンクテープがあって、
そこから沢を徒渉して向かいの尾根に取り付く。


踏み跡は分かりやすい。
結構な急登で、ばてばてだったが、
登山道脇にシラタマが
コロコロと群生していて癒される。
なぜか一輪だけアカモノも咲いていた。


遡行中に見えたピークが右。
硫黄の採掘跡が随所に散乱していた。
温泉が心地良く感じただけあって、
風があり涼しい日だ。


11時50分、噴火口跡に到着。
湖の対岸に「名残峠」の展望台があり人影がある。


さて、持っていた地形図に
記された登山道が見当たらない。
仕方がないので最短ルート。
溶岩ドームをトラバースする。


ようやく登山道に合流すると、あらま!
あんなところ、通ってはいけません。


12時8分、名残峠。


ここからは、森吉山と柴倉岳がよく見える。
柴倉岳は今年の春に
山スキーで登った、登山道のない山。
前谷地を横切って尾根に取り付き、
山頂を目指したのだ。
記録はコチラ


名残峠のベンチに荷物をデポして焼山山頂を目指す。
ガレた登山道はやがて、笹で覆われ始める。


笹をかき分けて進むと少し広く、
刈り払われた空間があって、
その中央に三角点。12時18分。
どうやらここが山頂か。
見晴らしもなく、笹ばかり。


山頂から名残峠に引き返し、山の飲料水を味わう。
むふ。最高。


12時50分。下山開始。
帰りは湯ノ沢に並行する登山道を使う。
写真はさきほど中腹をトラバースしてきた溶岩ドーム。
このドームを取り囲むように外輪山があることから、
もともとはもっとひろ~い火口があったようだ。


鬼ケ城を過ぎて、避難小屋へ降りる。
池があり、小さな湿原があり、
思わず歓声があがるほど
かわいらしい立地だ。左側に屋根が見える。


避難小屋はかわいらしい外観で、
使いやすそうな設計だった。
トイレは二つ。きれいに維持されていた。
小屋の入り口にはキノコが生えていた。


小屋を後にして、湿原の踏み跡を辿る。


リンドウが盛りで、すっかり秋。


再び、火口へ。
この小さな噴火口は、まだまだ新しいもの。
平成9年にT中さんがちょうど、
焼山に登っていたときに噴火したそうだ。

その時は、一面ガスで視界が悪く、
火口でやたらと石が落ちる音がしていたが、
噴火と知ったのは、下山した大沼レークインで
TVの臨時ニュースを見てビックリした、とのこと。
そんなものなんだ~。


見納め。ここから沢の終点まで来た道を戻る。


登山道脇には湯船が作られている。
さながら、湯ノ沢共同浴場。ちょっと熱め。混浴。


沢と並行する登山道は、
地形図では途中から林道に合流して
やがて、入渓地点からやや離れた道路に出る。

が、分岐を見落としてしまったのか、
地熱発電所脇に延びる方面を進んだ。
ずっと平坦な道で、なかなか下りが始まらない。


地熱発電所の横を過ぎ、ベコ谷地という湿原に出る。
初秋の清々しい草原が広がっていた。


ブナの美しい林を抜けると沢を渡り、
まもなく道路だ。
14時30分。
この道を少し歩くとアスピーテラインに出る。


大沼のほとりのレークインで冷たいジュースで喉を潤し、
バスを待つことにした。
訪れるのは八幡平の
樹氷ツアーがある積雪期ばかりだったので、
雪のない大沼が珍しい。


15時24分のバスに乗り、
曽利ノ滝の駐車場まで車窓の景色を楽しむ。
バスは、曽利ノ滝は停まらないのだそうだが
親切な運転手さんが、臨時停車してくれた。感謝です。
15時44分、到着!

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