2012年8月18日 安ノ滝上部へ中ノ又沢歩き

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森吉山周辺の沢、滝での遭難についてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 10月20日に安ノ滝の南西1キロの山中で遭難がありました。
 森吉界隈には地形図に記載されていないルートが、
 あたかも一般的なコースのように案内板が置かれたりしております。
 地形図に記されていないルートは、迷い込むと現在地を知ることが困難です。
 また、森吉山界隈は地形が非常に複雑で、毎年遭難者が出ており、
 未だに見つかっていない遭難者も大勢おります。
 地形図やガイドブックに記載のないルートに入りたいときは、
 地元のガイドに相談することをおすすめします。
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</p>クリックで拡大しますよ~。

安ノ滝は森吉山の南東方面にある、落差90mもの名爆。
ヤスという女性が身投げをしたという悲しい伝説がある滝だ。
滝の下部には遊歩道があり、滝を見上げることができる。
本日はこの滝を見下ろしに行ってきた。
出発点は桃洞・佐渡のスギ原生林入り口。
(ここまでのアプローチだが、崩壊しかけた林道で
 かなり危険な状態だ。詳細はコチラにその崩壊っぷりを紹介)
さて、ここからの登山道は地形図にはルートは記されていないが、
かつては地元の人が玉川へ抜けたり
仕事で通ったりで使われていた、いわゆる「ナタ目街道」。
登山道脇のブナには、地元の人たちの
ナタ目が残されており、当時が偲ばれる。
9時30分、天然杉の登山道を歩きはじめる。
登山道と言っても、いたって平坦だ。
思ったほどにヤブ蚊もおらず、ただし本日は湿度が高く
とても暑い。早く沢に飛び込みたい。
ナタ目はほとんどが、古い年代と名前や地名だが
中にはこんな芸術作品も。
道中の安全を祈ってか。
暑いとはいえ、季節は移り変わっている。
沢を徒渉するが、まだ入渓しない。
「裏安ノ滝歩道by阿仁町」。
地形図には記されていません。
地形図にはないものの、道はしっかりと踏み固められ
刈り払いもされていて
とても快適。
トンボソウ。ランの仲間。
本日地味ながらも花盛りでした。
ゴゼンタチバナ。こないだ花を見たと思ったら
もう実をつけている。
ツバメオモトも、しかり。
ブルーがとてもきれいだ。
三枚のガクが珍しいアジサイ。
本日のサプライズにと、凍らせて来たノンアルコールビール。
ふと見たら、がーん!蓋が開いていた!
ビールだと、缶が丈夫なのでこんな悲劇は起こらないが
どうやらノンアル系は、凍らせると缶へのダメージが大きいらしい。
飲み干すにも半端に凍っているし
ザックに戻すわけにもいかず、
やむを得ず、本日の往路はノンアルビール片手に歩く。
傍から見たら、どんだけ山をなめてるのかって感じ。
登山道はこんな感じ。
ま、さほど急な箇所もなくノンアル片手でもいいでしょう。
このルートから安ノ滝の下部へも行ける。
11時2分。目印の青テープ。
徒渉して対岸に渡り、しばらく沢沿いを歩いて、
11時6分。やっと入渓!
本日の足回りは新品のスパイク長靴。
十文字のラッキーで1980円。
ナメ歩きにはこれが一番安全。
岸にあるのはナツトウダイ。
はじめて見た時は、ふざけてるのかと思ったほど
変な植物。
さて、本日の沢はゴーロなしの
総ナメ+甌穴三昧!
こんな楕円の甌穴の連続や、
こんな甌穴、
甌穴の奥は、斜めラインが連続してたり、
甌穴の滝があったり。
ここまで甌穴の間を縫うように
すり抜けて来たが、ここから先は水も多く
沢岸も左右ともに、のっぺりとした急斜面。
なので、高巻く。
高巻いたってこの辺は、ほとんどのっぺりとした岸壁。
スタンスを見つけて慎重に進む。
ミズギクが見頃。
ここで下降する。
念のため、ザイルを出して安全下降。
12時。
安の滝の落ち口の手前、右側から沢が合流する。
この沢のルートも使えるのだそうだ。
沢は徐々に傾斜を増して、ここを大きくカーブすると
そろそろ安の滝の上部も近い。
両岸に岩がそそり立つ。
滝が近づくと、甌穴の数がまばらになる。
目の前の空間が開け、
もはやその先に沢床は見えない。
念のため、アンザイレンで安全確保してから
滝の落ち口ぎりぎりまで。
遠く眼下に、滝見物のお客さんが3人。
記念撮影。
幸い、乾いた沢床があったので
滑って落下という危険はかなり低くなる。
その場では、高度感が楽しかったが
あとから写真で見ると、とっても怖い。。。
足元の沢は、90m下まで切れ落ちているのだ。
以前、沢歩きでルートミスして遭難したパーティが、
この滝の上部に辿り着き、
引き返すこともできずに、死ぬ思いで
ここから懸垂下降したそうだ。
さて、引き返し帰りのルートは
途中の二俣から右の沢に入る。
まん丸な甌穴は
いちいちはまりたくなる。
13時。二俣があり、コチラへ。
ただ、ちょっと足を止め、反対の沢を見ると・・・・、
金兵衛の滝。
奥まで連続している見事な滝だ。
本日は水浴びは脚までと、頭だけ。
不可抗力での水浴び、つまりドボンするかと思ったが
おろしたてのスパイク長靴1980円はとても優秀で
頼もしくナメ沢を遡行してくれる。
やがて、ややゴーロ気味になると
入渓したポイントに合流する。
これが目印の青テープ。
沢から上がるポイントに咲いていた、トリカブト。
ほんとに、カブトを被っているんだ~。
きれいな青色ですが
全身猛毒なので要注意。
こちらはヒメベニテングタケ。
こちらは、ニッコウキスゲ。
もう、こんな姿になっているとは
山はもう秋ですね。

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