軽いし安いし、取り回しもいいしで
冬山では割と活用度が高いワカン。
山スキーやスノーシューに比べると
雪への接地面積が小さいので
どうしても沈み込みは比較的深くなるが
手軽さと、急斜面も対応できる強みが
わたしとしては好み。
とはいえ毎年シーズンはじめは
いざ装着しようとして
あれ?どうやるんだっけとなる雪山あるある。
ということでシーズン初めの
自分の準備兼ねて、ワカンの履き方まとめ。
まずはワカンには前後左右がある。
このやや上に反り返る方向が前。
もっとわかりやすい前後の特徴としては
これ。この止め金具があるのが後ろだ。
そして左右だが、
この止め金具がある方が外側となるので
写真のワカンは右側用となる。
ワカンってぱっと見、ひもがわしゃわしゃで
もうそれだけで気持ちが萎えかけるのだが
それらの紐の存在意義がわかれば
自ずとカオスは収束するもの。
ちなみにこれ↑、
この紐は、ワカンの左右に渡された2本の紐の
幅を調整するためのもの。
この2本の紐に登山靴が乗っかるのだ。
自分の登山靴を置いてみて、
ちょうどいいポジションに山行前に調整しておく。
登山靴を置く。
まあ、実際は登山靴を履いた自分の足を
置くことになるのだが。
①ワカンの後ろの紐にかかとをはめる。
②最初に紐を靴の前に。
最初に紐をくぐらす金具。
③金具の内側から紐を通してぎゅっと締める。
④2番目に通す金具。
こちらも内側から紐を通し、
続いてお向かいの金具に通す。
やっぱり内側から紐を通す。
※石井スポーツ登山学校の天野校長より
ワカンの紐を金具に通すときは
内側からよりも外側から通すと、
より緩みにくくなるとの情報をいただきました。
どうぞお試しを!
⑤ぎゅっと締める。
⑥紐を始点に持ってくる。
こちらのクリップみたいな金具に内側から通す。
ぎゅっとシメてクリップ状の金具で挟む。
⑦金具の後ろ側にある穴に紐をくぐらす。
⑧クリップ状の金具を通したら、さらにその後ろの
四角い金具に通す。
⑨四角い金具を通したら紐を折り返して
さきほどのクリップ状の金具の後ろ側の穴にもう一度通す。
余った紐は邪魔にならないように
末端を処理して出来上がり!
こんな感じ。
割と簡単なもの。さあ、今年の冬も大いにコイツと遊びに行くべ。
コメント失礼します。
リングにストラップを通すとき、外から内に通すと緩みにくくなりますよ(外すときにも緩ませにくいですが)
外側から押さえつけるような力になるからです。
AKUの靴、ご使用いただきどうもありがとうございます。
雪山、楽しみな時期ですね。
天野様
こんにちは。なるほど!
逆に外側から通すと緩みにくくなるんですね?
さっそくブログ内容も追記ネタに使わせていただきます!
それはそうとまさか天野さんから
コメントいただくとは!
アクとワカンの雪山が待ち遠しいです!
[…] ワカンの履き方はこちらをご覧ください。 […]