2018年11月8日 ワカンの履き方

2018年11月8日 ワカンの履き方


軽いし安いし、取り回しもいいしで
冬山では割と活用度が高いワカン。

山スキーやスノーシューに比べると
雪への接地面積が小さいので
どうしても沈み込みは比較的深くなるが
手軽さと、急斜面も対応できる強みが
わたしとしては好み。

とはいえ毎年シーズンはじめは
いざ装着しようとして
あれ?どうやるんだっけとなる雪山あるある。

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ということでシーズン初めの
自分の準備兼ねて、ワカンの履き方まとめ。
まずはワカンには前後左右がある。
このやや上に反り返る方向が前。

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もっとわかりやすい前後の特徴としては
これ。この止め金具があるのが後ろだ。

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そして左右だが、
この止め金具がある方が外側となるので
写真のワカンは右側用となる。

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ワカンってぱっと見、ひもがわしゃわしゃで
もうそれだけで気持ちが萎えかけるのだが
それらの紐の存在意義がわかれば
自ずとカオスは収束するもの。

ちなみにこれ↑、
この紐は、ワカンの左右に渡された2本の紐の
幅を調整するためのもの。
この2本の紐に登山靴が乗っかるのだ。
自分の登山靴を置いてみて、
ちょうどいいポジションに山行前に調整しておく。

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登山靴を置く。
まあ、実際は登山靴を履いた自分の足を
置くことになるのだが。

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①ワカンの後ろの紐にかかとをはめる。

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②最初に紐を靴の前に。

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最初に紐をくぐらす金具。

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③金具の内側から紐を通してぎゅっと締める。

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④2番目に通す金具。

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こちらも内側から紐を通し、
続いてお向かいの金具に通す。
やっぱり内側から紐を通す。

※石井スポーツ登山学校の天野校長より
ワカンの紐を金具に通すときは
内側からよりも外側から通すと、
より緩みにくくなるとの情報をいただきました。
どうぞお試しを!

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⑤ぎゅっと締める。

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⑥紐を始点に持ってくる。

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こちらのクリップみたいな金具に内側から通す。

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ぎゅっとシメてクリップ状の金具で挟む。


⑦金具の後ろ側にある穴に紐をくぐらす。

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⑧クリップ状の金具を通したら、さらにその後ろの
四角い金具に通す。

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⑨四角い金具を通したら紐を折り返して
さきほどのクリップ状の金具の後ろ側の穴にもう一度通す。

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余った紐は邪魔にならないように
末端を処理して出来上がり!

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こんな感じ。

IMG_7997.jpg
割と簡単なもの。さあ、今年の冬も大いにコイツと遊びに行くべ。

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