UNADJUSTEDNONRAW_thumb_17b4.jpg
週末、風邪をひいてしまい寝て過ごしたが
山女たるもの、何かしらのピークを
踏まずに週は越せない。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_17b3.jpg
で、大森山動物園にやってきた。
駐車場から、ふつーに景色として在るラクダの
堂々たる異質感に、驚きつつも
きょうは動物を見にきたのではなく。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_17a2.jpg
ここだ。
大森山のピークにはこんなシュールな景観が整備されてある。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_17a7.jpg
目当てはこれ。高さ150センチはあろうか。
訪れる人に見せるための建造物ではないことは
この石垣の高さが放つ隔離感で察することができる。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_17a5.jpg
だが、クライマーは登る。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_17aa.jpg
三角点。
そう、ここは大森山の一等三角点があるのだ。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_17a9.jpg
一等三角点らしく360度ぐるりと
視界良好で遮るものがない一等地。
遠く男鹿半島、鳥海山、太平山、雄物川が
展望でき、山座同定に時間を忘れる。

そして、
こんな立地を狙うのは、国土地理院のみならず
各テレビ局の電波塔にとっても
一等地だ。各社の電波塔が林立する。

それにしてもここまで厳重な一等三角点は初めてだ。

山の中で見る一等三角点は、
認識のない人などは、マグカップを
置いてみたり、タオルを干したりと
ときおりそれは手頃な台座にされがち。


そうそう、山形県の高館山。
ここにある三角点はマンホールの蓋に
守られて地中に埋められていたっけ。

国土地理院は一等三角点を守るとき
地中に埋めて蓋をしてしまうか、
地上に厳重な城壁を築きかさ上げし、
世俗の目と手とマグカップから
隔離してしまうかの対策を取るようだ。

おもしろい。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_17b2.jpg
よく手入れされた敷地内には、あちこちに
公園があった。

あのUFOのようなオレンジいろのベンチ。
なつかしい。一昔前、
そう昭和時代、あちこちの公園で見かけたっけ。

そういえばこの平成の時代の地デジ化で
あの背後にそびえる、オレンジ色の
電波塔群も遺物になりつつあるのか。

時代はあとひと月足らずで令和になる。
季節もあと数日でぐっと春になる。
見晴らしのいい一等三角点の地ではからずも
諸行無常を垣間見るのだった。