2019年5月3日 平鹿町の金峰山へユキツバキ詣で

2019年5月3日 平鹿町の金峰山へユキツバキ詣で

横手市平鹿の金峰山はわたしにとって
近くて気軽に入れる里山で
だいたい年初の初詣と
そして春、雪融けが終わった頃に
ユキツバキを見るために登ることが多い。

本日はユキツバキ詣で登山。
いつも時期が早かったり、遅かったりだが
5月上旬の本日、ちょうど咲き始めた
ユキツバキを見ることができた。
ここしばらく強い雨もなかったので
傷みやすい花びらも、ぱりっと
きれい。

醍醐の明沢ダムを過ぎ、登山口の
鳥居をくぐってスタート。
登りで20分もかからないのでのんびり
山歩きが楽しめる。

稜線に上がる途中あたりに巻道があり、
これは古い作業道につながるのだが
ここが日当たりもいいので
いい状態のユキツバキに出会える。

狙い通り、美人ぞろい。

ふたたび、本ルートに戻ると
まもなく稜線に乗る。
コケに覆われたベンチは、一休みするには
コケに申し訳なくて座れない。景色の
アクセントのためだけにそこにある。

杉並木を抜けるとブナの森となり
急登が始まる。

金峰山はブナの極相林も楽しみのひとつ。
明るい新緑と、その林床には
対照的に深い緑のユキツバキの葉。

ブナの林床はだいたいが笹の葉だが
この山域は一面をユキツバキが占める。
笹の葉の景色にはない、美しさがあるのだ。

いったん急登が緩んで
山腹をゆるく巻くと、山頂直下で
ふたたび急登になる。
雪で倒れかかっている手すりに
つかまりながら体を上げていく。

山頂付近のユキツバキも見頃だった。
ときおり、ユキツバキの茂みがガサガサと
音がして、野生動物の気配がしている。

カモシカだろうなあと思いながらも
クマだと会いたくないので
念の為、咳払いなどしてみると
ガサガサとした気配が
ユキツバキの中でシンと静まる。

山頂神社が見えてきた。

ハウチワカエデの真っ赤な花は
終盤の様子。

ヤマザクラも終盤。奥の青空は
もう初夏の色である。

山頂到着。

誰もいないのはいつものこと。
それでもちらほらと登山者は絶えないようで
神社の記帳ノートには最近の日付も多い。

きょうの参詣の目的のひとつは
願掛けした登山ガイド検定の合格の
御礼参り。

お礼に神社内を掃き掃除して
お抹茶を一服、点てる。
お菓子は栗羊羹ともろこし。

お茶は小山園の小倉山。
美味しかったので二服もいただく。

神社からはまっすぐに鳥海山を
見ることができる。
冬は葉の茂みがないがこの季節は
だんだん鳥海山を見るのが難儀になる。

山頂神社のすぐ目の前には岩脈が走っている。
この延長線上にはかつての鉱山があるのだ。

境内にはブナの新芽もたくさんあったが
100年後にここに残るのは
奇跡に近い確率。
それでもなんとか樹齢3年目、5年目らしき
幼木が新緑を広げていた。

さて、下山。
ふたたびガサガサ動く野生動物に
威嚇の咳払いを発しながら
新緑の中を下っていく。

稜線上のブナにはクマの爪痕。
いやしかしたぶん、
きょうのガサガサ音の主はたぶん
カモシカだろう。

ヒメアオキの雄花はまだ蕾だ。
ユキツバキと同じく、雪国に生きる
照葉樹の仲間だ。
金峰山ではユキツバキに圧倒されている。


5月も中旬を過ぎれば
チゴユリやシュンランも咲き始める。

ブナの極相林とユキツバキの
コンビネーションを見納める。

ところで、水場があった。
登山口の鳥居をくぐって、左側の
荒地に入っていったところにある。

年中あるかは知らないが、
こんどこの清水でお茶を点てよう。

下山と入れ違いに女性登山者が
登っていった。
里は春紅葉が見頃である。

鳥居脇にあった、栗の実。
発芽したところを見るために
また来よう。

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