2019年4月27日:五城目町のシンボル森山へ

2019年4月27日:五城目町のシンボル森山へ

その地域のシンボルとして親しまれ、
小学校などの学校登山の対象となるような
そんな里山が、森山だ。

秋田県央、五城目町にあり、山頂からは
八郎潟や男鹿半島、そして
ゴジャスこと五城目イオンが目の前だ。

土曜日、天気も今ひとつだったので
まったりと里山でもと思い、
かの森山に登ってきた。

コースはぐるっと3時間ほどの環状ルートで、
11:00 駐車場スタート
11:16 十字路(スズムシ北限の標柱)
11:53 第二高地(電波塔)
12:24 三角点山頂
12:53 第二高地に戻り昼食
13:14 林道方面へ下山
14:10 駐車場着
というメニュー。

駐車スペースはこのように
森山登山口の看板が出ている。

看板から細い道に入っていくと、
奥の桜の木があるあたりに駐車スペースがある。

手前には森山登山口を示す標柱もある。
3台は余裕で停められる。
小雨だが、じき上がるだろうと出発。

しばらくは集落を歩く。
この分岐の左側へ。
奥には森山登山道の看板が見える。

杉林のなか、登山道の案内は
とても分かりやすい。

林床にはヒメアオキの雄花が咲き、
雌花はまだ咲いていなかった。
去年の実がたわわ。

こごみが群生していた。
なんだか、異世界のような景観だった。

山菜はあちらこちらに。
ユキザサ、タラノメ、コシアブラ、
ハリギリ、サンショウ。

キケマンは毒ですな。

杉林を横切って尾根道へ向かう。

尾根に出ると、登山道らしくなる。
ガイドブックに十字路と書かれたあたり。
ここにはスズムシ北限地の標柱がある。

スズムシなんてどこにでもいるかと思ってたら、
県北や青森の人たちは
リアルスズムシを知らないのか。

ところで、写真では平坦に見える山道だが
結構な斜度。

このくらい。
雨の日は登山靴では滑りやすい。


斜度がさらに増し、
さすがに傘は仕舞って藪につかまりながら
登る。とにかく滑る。

ヒトリシズカも咲いている。

振り返ると、五城目町が展望できる。
登りが急な分、視界がよい。

第二高地が見えてきた。

第二高地には電波塔と鐘楼が建つ。
ちょっとシュールな光景がある。

いちおう、登山道。

第二高地、つまり三角点のある山頂へ
電波塔施設の横を通っていく。

ガスの中に第二高地が見えてきた。

この先が痩せ尾根の急斜面の下り。
つくづく、雨の日は滑るし危ない。

コンクリートが打ってあるが、
これが結構、滑る。

鞍部はつかのまの平坦地。

鞍部が終わるころ、第二高地への
登り返しとなるのだが、これまで以上の
急斜面が待っている。

登山道はコンクリートに
足がかりのつもりか石が埋められていて
中央を鎖が通されてある。
コンクリートはよく滑った。
鎖を使ってでごぼうで登った。

写真じゃこの尋常じゃない急登は
伝わらないのが残念である。
雨の日は登らないほうが身のためである。

えんえんと、ごぼうで登る。

急斜面が緩んで、
穏やかな道となった。
しかもアサツキがたべごろだ。

少しいただいて、
昼のカップラーに入れよう。

山頂!ガイドブックでよく見る建造物と
一等三角点がある。

山頂には窪地があって、
かつてここに神社の社があった様子。
今はカタクリが群生している。

残された石碑には
太平山の文字。
なるほど、急な斜面といい山頂の
電波施設といい、まさしく太平山の
条件が揃っている。

ランチは第二高地の鐘楼で。
またあの急な斜面を通って、登り返す。

途中にあった、
やたらまん丸なカタクリの葉。
数年後、もう一枚の葉と蕾が出る。

鐘楼に戻ると
ガスが上がって、海が見える。

山菜を茹でて、お昼にする。
きょうは思ったより冷えるので
温かい食べ物がうれしい。

山菜カップラーのできあがり。

下山は上りの急斜面を下るのは
地面も濡れていて危なそうなので
林道を下りていく。

「ふんばる巨木ハートの桂」があった。
・・・・うーん。シナノキじゃなかろうか?

林道をぐるっと歩くのを覚悟していたが
途中でショートカットできる登山道があった。

地形図にはないが、遊歩道として整備されていた。

車道と交差しつつも森の中に
歩道が整備されていて思ったより早く下山できそう。

配水池までくれば、里はもうすぐ。

途中に並んでいた
まぎらわしい花。こちらがムシカリ。
オオカメノキ。

こちらがヤブデマリ。
装飾花の5つの花弁の一枚が
極端に小さいのが見分けるポイント。

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