オクキタアザミ

2014年8月24日
鳥海山 七合目〜
鳥海山の扇子森付近に群生していて 何の花だろうと調べたが中々その正体が掴めなかった。それもそのはずで、鳥海山と 焼石岳に特産するマイナーな植物のようだ。名前にはアザミとあるが、アザミ属ではなく トウヒレン属。 高さ30〜60センチほどになる。

2014年8月24日
鳥海山 御浜小屋付近から扇子森
アザミ属とトウヒレン属は雰囲気が似ているので見分けにくい。違いのひとつに、雌しべの柱頭があり、この先端が写真のように二本が左右に大きく開いているのが、トウヒレン属。アザミはこの二本がまっすぐ並行に付いている。

2014年8月24日
鳥海山 御浜小屋付近から扇子森
アザミとの見分けのもう一つが、葉。アザミは葉にトゲトゲがあるが、トウヒレン属には トゲがない。
ところで、同じトウヒレン仲間の中で似た花にナガハキタアザミがある。こちらは北海道と早池峰山に生える。オクキタアザミよりも草丈が短く30センチくらい。私はまだ見たことがないので、聞いた話、読んだ話であるが。

2014年8月24日
鳥海山 御浜小屋付近から扇子森
群生している様子。

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