アカミノイヌツゲ

2009年7月大朝日
ツゲと名前にあるが、ツゲ科ではなくモチノキ科の常緑性の広葉樹。
ツゲの樹は将棋の駒や版木、数珠など材料として重宝されてきたが、イヌツゲはこうした材としてはツゲには劣るようだ。イヌは「劣る、下等」という意味合いで使われ、イヌツゲの名は「ツゲに似ているが材料としては劣る」という意味が込められているようだ。その一方でもとは「否=イナ」で「ツゲではない」という意味の「イナツゲ」が訛って「イヌツゲ」になったのではないかという説もある。

2009年7月大朝日
このアカミノイヌツゲは実が赤いことから付けられた。イヌツゲの実は黒い。 また、アカミノイヌツゲの葉は上部だけが鈍いのこぎり状になっている。イヌツゲは葉のフチ全体がのこぎり状だ。
雌雄異株で、ここにある画像は雄花の方。雌花は1個ずつ着くようだ。

トップページへ

東北プチ花図鑑もくじ

東北プチ花図鑑・番外編

息抜き花コラム

名前の由来だが、役に立たない=イヌというのであればむしろ「ネコツゲ」だったらわかる。イヌは割と人間に働かされているではないか。