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前日の飲み会で、がっつり系の山歩きには向かない日曜。
以前、ピークを踏まないで稜線歩きだけだった「七座山」へ。
287mの里山だが、一日いても飽きない豊かな山だ。
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登山口はいくつかあるが、本日はトイレなども設置されている
天神荘から、倉ノ松歩道を使って稜線末端まで山腹を巻き、
一気に七座山の最高点「権現座」を目指す。
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少し前のガイドブックには道は荒れていると記されていたが、
とても良く整備されていた。
低山を歩くと、いつもの山では出会わない「顔」に会う。
足元に1センチにも満たない小さな花は、ムラサキ科のタチカメバソウ。
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数歩進むとまた知らない顔。
15ミリくらいの花はルイヨウボタン、というらしい。
葉がボタンみたいなのが特徴とのこと。
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こちらは何度かお目にかかってます。ホウチャクソウ。
葉っぱの影に隠れているので、あまり気がつかない。
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そして本日はニリンソウが花盛り。ちょっとしたニリンソウ街道。
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次々と現れる「新顔」に、足元ばかり見て歩いていたが、
見上げると、気持ちいいくらいにまっすぐな大木が、新緑に光っていた。
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七座山は、長い長い稜線に並行して、延々と巻き道が付いている。
ときどき、思い出したかのように高度を上げるくらいで
あとは不安になるほど、登山道はなだらかだ。
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なんと、キノコがあった。どちら様でしょう?
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スミレもたくさん咲いていたが、あまりに一杯なので写真すら
撮らなかったが、ここにきて、やたらとカメラ目線のスミレが。
思わず一枚。
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展望台は前回登った地点。最高点の権現座へは展望台方面から
進んだ方が早いが、本日は歩いたことのないルートを進む。
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徐々に巨岩が現れてきて、ひときわ大きな岩屋にたどり着く。
ここは権現窟。なかに権現様(たぶん)が祭られていた。
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ここからは、山菜がよく目についた。
コシアブラ、シドケ、アイコ、ミズ。
アイコをはじめて収穫したが、トゲトゲが痛くて数本で止めた。
アイコさん、凶暴すぎ。。。
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やがて、このコースの見所、法華岩が現れる。
見上げる程の大きな奇岩だ。
巻き道はここからしばらく、下りとなり、まだまだ続く。
山頂に向かう気があるのか疑いたくなるほど、長く緩い巻き道だ。
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ようやく巻き道の終点。ここから登山道は方向を変え、
巻き道と平行に走る主稜線へと、向かう。
ややキツイ登りだが、その脇にはユーモラスな花のホトトギスの葉が
たくさんあって、花のシーズンが楽しみだ。
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ほどなくして、稜線にあがると木々の丈は短く、
カラリと明るい空が広がる。
遠くから小学校の運動会の音楽が聴こえてくる。
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乾いた地面には、じめじめした巻き道とは違う顔が待っていた。
これは、小さな小さなフデリンドウ。
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やがて、七座山の最高点に到着する。
誰もおらず、山頂は開けていて気持ちがいいので三角点付近でコーヒータイム。
来る途中で鷹巣の山田まんじゅう店さんから買ってきたばかりの
お気に入りの胡麻まんじゅうで一息。至福。
このお店は黒まんじゅうが人気で、今日は午前で売り切れ。
胡麻まんじゅうは、白あんに黒ごまが混ざっていて、口の中でほろほろと
柔らかくほどけて、とても美味しい。
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ムラサキヤシオが咲く稜線を、展望台方向へ下山していく。
最高点の権化座からの下りは、かなり急だ。
本日はスパイク長靴なので、滑らず安心。
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ここから米代川と、水を張ったばかりの田んぼの眺めがよろしい。
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前回登った鉄はしごを今回は下りで利用する。
これで、この山の主稜線は繋がった。
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見事な天然杉ロード。
これを見るだけでも気持ちがいい。
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到着。かなり寄り道したせいで、ちょっとのつもりが3時間ぐらいの
山歩きになってしまった。
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帰ってから、凶暴なアイコさんを熱湯でさっと茹でる。
茹でてしまうと、アイコさんはとても大人しくなる。
味も淡白でほのかなネバリがあり、サクサクとした口あたり。
醤油でも、マヨでも合いました。ごちそうさま。
コメント
その反動で17日、ド晴れの祓川から◎。
更に18日、真夏の鉾立から、
腐れ雪に足取られ○、汗で顔面塩鯨状態。
おかげでコンゴ系印度人、家から出られぬ(>_<)。