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じゃあ、12時ごろに集合ね。
ということでT中さんとランチの集合場所は
太平山山頂。
私は仁別森林博物館前から宝蔵岳経由で。
T中さんは赤倉コース経由。
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T中さんのクルマを見送るなり、山頂一番乗りを目論んで
早々に出発する。
夫婦杉などの見学コースがあるため、とっかかりは遊歩道。
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意気揚々と出発したものの、さっそくではありますが
登山道を見失う・・・。
見学コースを無駄に一周し、工事のために荒れた道に翻弄され、
進むのだが「このまま行ったら沢登りだよな」という事態に陥り、
完全に道を見失う。
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どこを登っても尾根伝いのコースに出るようなので
急斜面をちょこっと薮こぎ。なんとか登山道が見つかった。
見つかった登山道はきれいで立派で、どうやってこれを
見落としたのか、自分が不思議。
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しばらくは樹林帯を進むが本日は、かわいらしいイワウチワが
そこかしこに群生。はじめて生で見て見とれました。
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こちらはイワナシ。ピンクがかわいらしい。
本日はここでしか見つけられなかった。
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尾根に出てからは緩やかでのんびり歩き。
ところどころ、笹で登山道が見えにくくなるものの細い尾根伝いなので
もはや迷うこともなく、540の三角点に。
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軽井沢尾根の手前で雪が出て来たのでストックを
ピッケルに持ち替える。
アイゼンなしでキックステップで登って行くも、ときどきズルっと
滑って歩きにくい。
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雪のない場所を歩くと、今度は落ち葉が滑って歩きにくい。
このコース、こんなに天気がいいのに私の他には
誰もいない。ときどき鳥が木をつつく音が響くくらいで静か。
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T中さんから「ただいま休憩中」のメールが入ってまもなく、
集合場所の太平山山頂が見えた!
こちらは宝蔵岳ピークへ向けて歩を進める。
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宝蔵岳直下はこんな斜度。
結構、急だが雪は締まってるもののキックステップで
登れる程度にざくざく。
アイゼンもワカンも使わなかった。
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宝蔵岳山頂!
さて本日の難関。「落ちないでね」と注意を受けた場所が
この先の弟子還。
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弟子還へどう下りるんだろうと地形図を確認すると
どう見てもここ。よくよく見るとトラロープも張られていて
やっぱりここがルートなのね・・・。
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宝蔵岳を下りると両脇が切れ落ちた激痩せ尾根。
雪がこの程度だったのでちょっと安心して進む。
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山頂の前に立ちはだかるは弟子還ピーク。奥に山頂の奥岳。
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振り返ると、なんと、鳥海山。
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気になる弟子還の鎖場。雪がまったくない様子。
よかった〜。
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鎖のある弟子還の岩場に取り付き、振り返ると
今歩いて来たコースがよく見える。
なんだかいっちょまえな気分。
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弟子還のピークに到着すると、目指す奥岳への
おっかな気なセッピの道。
クラック入っていて、ドキドキですが、ちょっと楽しい。
・・・いや、かなり楽しい〜!
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今通った場所の雪の状態を確認。
よし、セッピを踏み抜くような場所は歩いてないな。
ふと奥岳を見ると、T中さんが手を振っている。がーん。
先着一等賞ならず。
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奥岳までの最後の登りは、早く着きたいものの
お腹もすいて力が出ず、休み休み。
それでも奥岳山頂到着! 秋田県人でありながら今日が初登頂。
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風は少しあったけど、本日は見晴らしが良くて、鳥海山から
栗駒、焼石、真昼、和賀、早池峰、秋田駒、岩手山、森吉山、男鹿半島が
ぐるりと見渡せた。初登頂ですっごい果報者。
先週登った秋田駒が遠くに見える。
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森吉山もかなり雪が溶けてます。今シーズンはお世話になりました。
山頂では弟子ちゃん母娘とばったり遭遇。
奇遇っていうより、考えること一緒?
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山頂でコーヒーで生き返ってから、下山は御手洗の湧き水がある
コースを使う。ちょうど私が登ったコースと
T中さんが登ったコースのど真ん中コース。
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ステンレス製の頑丈なはずの鳥居も
雪でひしゃげている。おそるべし。
山頂は風が冷たかったので、
御手洗の湧き水でランチの予定でしたが、
企画立案したT中さん、30年ぶりのこのコースということで
記憶が曖昧だったのと、どっちみち雪に埋もれてたので
見つけられず、途中の倒木をベンチにして
ラーメンにありついた。
本日はクルマの運転はないのでビールが、うま〜!!
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3週連続の「ぐるっとシリーズ」となりましたが、
全部天気がよくて、楽しい山歩きでした。
今回は山頂集合、という趣向がまた、いい。
で、残雪期の宝蔵岳コースも私にとりましては
ステップアップできたかも。
本日もとても充実したぐるっとツアーでした〜!