前日飲み会明けの、よく晴れた日曜日。
山歩きせずにはいられなく、前から気になっていた
二ツ井町の七座山へでかけた。
七座山とかいて「ななくらやま」と読むらしい。
座(くら)とは断崖の嶺を意味するのだそう。
登山道はたくさんあって、私は松倉の直下からスタート。
天然杉の大木がたくさんあって、見とれました。
登山道は山腹を巻いてしばらく進む。
七座山の意味が示す通り、巨岩が断崖を作ってそびえる。
低山とはいえ、見応えのある景観。
尾根と平行して付けられた巻き道を30分程歩くとようやく
登山道は、あの断崖の稜線へ向けて高度を稼ぐべくキツくなる。
見上げる先には、階段が設置されていた。
稜線に上がると、七座山の最高峰のある権現座方向と、
展望台のある箕座を示す→が迎えた。
当てずっぽうに、登ったためどっちが最高峰かわからず
展望台方向へ向かう。
展望台のある箕座にはポストがある・・・。
眼下に米代川が緑がかった鈍い色で緩く流れている。
七座山は、ちょうどこの米代川の蛇行にぐるりと
取り込まれた、断崖の細長いユニークな山なのだ。
本日の進行方向の反対側が権現座で、
こちら側に287mの最高点がある。
また今度、来るとしよう。
こんな晴れた日は、いつも隠れて出て来ない森吉山すら
サービス精神旺盛。
あのスキー場跡もだんだん見えなくなるんだろう。
竜ケ森と、小繋森へ続くスカイライン。
藤里駒ヶ岳もよく見えた。
展望台を下りて、気持ちのいい尾根を進んでコーヒータイムにした。
この一杯のために、登って来たような今日の山行。
風もなく、誰もおらず、日差しも暖かなので
軽くお昼寝。
マンサクの花が見頃な尾根を、ゆるやかに
アップダウンを繰り返して、のんびりと楽しむ。
尾根歩き好きには堪らない、まったりとしたコース。
これがずっと続く。
去年、落ち損ねた栗の実が、きまり悪そうに春の日を浴びていた。
13時50分ごろ、道路に下りた。2時間30分ほどの山行。
思ったより、充実したコースで軽くびっくりした。
七座山を縁取る車道は、キクザイチゲが見頃だった。
水場のほとりに、ひっそりと5ミリ程度のサイズで咲くのは
「チャルメラソウ」という花。
ちょうど去年の今頃、山の学校の裏で見つけた花。
地味すぎて、誰も気がつかない。
よくよく見ると、ウーパールーパーみたいな顔をしている。
コメント
いかがでした!? ほかと違ったバリエーションでしたでしょ!?
お花、かわいくに写ってますね〜^o^
同じ日、でらりさんも七座山だったみたいですね。
日差しからして時間帯が、ちょっと違うようでしたが、
ひょっとしたら、会ったりしてと思いながら
登っておりました。
なかなか、見応えあり、歩きがいありの
充実した山でした。
今年は冬期に何度も行ってませんがおやぢは
もう花の季節が待ち遠しいです。
にしても、おまんじゅうが美味そう(笑)
この季節、残雪の山歩きもいいのですが、
雪解けほやほやの、寝ぼけたような
低山も、まったりとしていいものでしたよ。
コーヒーとまんじゅうを楽しめる余裕も
低山ならでは。
横手界隈の低山も、開拓したいものですね。