大白森は秋田駒ヶ岳から、うそのように
真っ平らな高原が目立っていて、
ぜひともあの広大な平原でワタスゲが見たいと
かねてから憧れておりました。
本日、やっと登頂!ワタスゲもポンポンと揺れてました!
普通は鶴の湯温泉を起点に、金取り坂をエッチラオッチラ、
小白森山超えてというルートで行く所です。
しかし本日、宝仙湖から小和瀬沢沿いの林道を
大沢方面へ向かったどん詰まり、ここからスタート。
大白森から曲崎山や関東森への縦走路の途中にある、
スリーナインピークへ向けて尾根道をひたすら直登のコースです。
タケノコシーズンだったため、タケノコ採り目的と見なされる方々は
途中、料金を徴収される。
私はピンクのシャツに、赤いザックで
見るからに山登りスタイルだったので無料。
かつてはもっと奥まで通っていたらしい林道は、
岩崩れでかなり手前でストップ。
右下に沢を見ながらしばし平坦な、しかし右側は崖、という
ちょっと緊張する道を歩く。
やがて沢を超えるとまもなく、再び徒渉。
ここでタケノコ採りの方とすれ違う。
このコースは登山者は私くらいなもの。かなり特異な存在だったかも。
「ここは大沢 下れば小和瀬沢」と書いてました。
ここを超えると、はじまりますよ〜。
ひたすら登るストイックな急登が!
クロベが踏ん張っている細〜い尾根が一番キツイ。
タケノコでも採って、とか考えてたけど
こんな尾根じゃあ、笹もなく。
トラロープが数カ所に設置されていた。
使わず、自力で、覚悟決めて登る。
急な登りは状況を受け入れて、覚悟が決まれば割とラク。
急なだけあって、スカスカと高度が稼げて
スリーナインピークへ到着。
鬼のような登りは1時間もなかった。
そして尾根だったので道も分かりやすく明るかった。
スリーナインピークにある
説明書き。
ここからはまず、大白森山荘を目指すのだが、
地形図やガイドマップでは、割と縦走する人も多そうだし
歩きやすいんじゃないかと、思ってたら大間違い!
ところどころ笹薮が登山道を覆っていて
数カ所、分かりにくい場所もあり、
一人歩きには、やや憂鬱かつちょっと心細い道。
10時34分。やっと大白森山荘です。
ここまで約2時間。老朽化と書かれていることもありますが
小屋はきれいにリニューアルされてました。
こじんまりながらも実用的で使いやすい作り。
小屋から30分ほど登ると、視界が突然開けて
別天地に飛び出る。
とにかく、広い!
期待以上に広い草原に、イワカガミのピンクと
ワタスゲの白が咲きそろってました。
ほんっと、広い(^^)
いつもあの頂からこちらを眺めてました。
今日、ようやくこちらから秋田駒を眺めます。
ヒメシャクナゲ。 小さいかわいいシャクナゲです。
おなじみ、イワカガミ。
・・・はて、どちらさんでしたっけ。
かわい子ちゃんなのに、覚えられない。
ワタスゲ。かわいいです。
だだっ広い草原の木道を、ここで昼寝したい誘惑と
戦いながらぽくぽくと歩き、山頂に。
山らしくもなければ、森らしくもないけど。。。
こちらはサワモタシ。撮るだけ。
本日の収穫。
ひじきとの煮物でいただきました。
本日のバリ助。
ごめんね、いつも置いてけぼり。