![](1104-2.jpg)
「立ち上がったのはやまおやぢさん。
様子見でくるっすべ。
![](1109.jpg)
フェルトソールで滑りながらも
きれいなムーブで決めてくれました。(写真は撮れなかったケド)
![](DSCN6809.jpg)
さて、ここから先。
小滝を登ると、深い釜の上に倒木がかかっている。
![](1111.jpg)
その倒木を渡って通過。
下の釜は深そうで、流れも速いし水も冷たい。
![](1113.jpg)
倒木を通過し、次は最上段の滝手前の
リッジを行くおやぢさん。
そこ、行けるのねと下で見ながら安堵して
私はカメラを仕舞った。
仕舞ったら!
Σ( ̄口 ̄;
次に見上げたとき、やまおやぢさま、
滝に突撃してるしー!。
![](1129-2.jpg)
「・・・・!!!!」
いつも冷静なT中さんが私の後ろで、まるで
増水した川の三角州に取り残された猫と化していた。
やだよやだよ〜。と本っ当に嫌そうだ。
しばらく地図に書き込みしたりして、
やがてT中さんも動き出した。
アンザイレンで。とT中さんとザイルを結びあって
おやぢさんが突撃して行ってしまった滝に取り付いた。
ザイルで結びあうことで、互いに待ち時間は
おやぢさん以上に長く滝にさらされる。
深そうで寒そうな滝壺の上の倒木を、フェルトソールで慎重MAXで渡り、
その間T中さん水を浴び続け、
次に私が水を浴びながら、T中さんが登るのを待ち、で進む。
さすがに11月間近の水は冷たくて
心臓が縮む思い。しかも息苦しい。
![](1129.jpg)
そして仕上げはおやぢさんが派手に突撃してた滝。
水圧ががんがんと頭と肩に重かった〜。
山のエネルギーを重く受け止め修行の滝を抜けると
頭上の岩陰に、済まなそうにやまおやぢさんが待っていた。
つい1時間前までのT中さん、
まだオレ濡れてないもんね〜。
絶対、濡らさないもんね〜。
と、得意気だったのに、
ついに三人そろって、ずぶ濡れトリオとなってしまった。
「プライドずたずた・・・」
笑い過ぎました。。
・・・でも、気を取り直してきのこ。
![](1151.jpg)
故、やまおやぢさんは滝へ突撃したか、と言いますと、
途中、登りかけたところがフェルトソールではちょいリスキーで、
下の滝壺には落ちたくなかったため
潔く、滝に打たれることを選んだのだそうだ。
「どっちにしろ濡れるどもな」
滝壺どぼんと、滝修行という究極の選択だったようだ。
![](1133.jpg)
修行の滝を同じ目線から。
その後の登りは、冷えた足が動かなくて
T中さんが濡れるのをイヤがるのも納得した。
それでも山用のインナーとアウターだったので
多少生乾きでも、極度に体温が奪われることはなかった。
![](1140.jpg)
修行の滝の上から。
![](1159.jpg)
本日最後の滝となりました。
![](1201.jpg)
苔むした岩が美しいです。ここは右側を高巻き。
![](1233.jpg)
日向があったので体を温めついでに昼休憩となりました。
採ったキノコでキノコラーメン。
しみじみと温まりました。美味しかった!
![](1336.jpg)
ここでもう12時すぎ。ということで頂上突き上げはやめ、
P598の登山道めざして薮こぎすることで決定。
かなり〜の急斜面。
登り300m近くの薮こぎだよ〜。
バテましたとも!
フェルトは滑るし、必要以上に踏ん張って、腕力酷使して
やっとの思いで稜線まで1時間以上かけて登りましたとも!
けど、地図では尾根に付いている登山道が、ねんでね。
T中さんは登山道探して、そのまま下っていったので
私とおやぢさんは尾根伝いに登ることとした。
「あった〜?」
下からT中さんの声。
「まだ〜」
おやぢさんの答え。
しばらくこのやり取りを繰り返し、
このままいくとそろそろP798だよな〜。おかし〜な〜。と
なおも薮をこいで行くと
「こっち〜」とT中さんが登山道を発見した模様。
せっかく登った急斜面を下りて行くと、キノコで
いっぱいの袋を持ったT中さんが登山道で待っていた。
![](1429.jpg)
あとでT中さんが書き込んだ実際の登山道を見せてもらったら
結構大きく尾根から南西へ登山道がずれていた。
「尾根にあるとセッピで危ないからな〜」
という理由のようだけど、
我々、この登山道のほんの数m先をせっせと
薮こぎしてたんだよ〜。くやしい〜じゃない〜。
![](1703.jpg)
下山後はユフォーレで温泉へ。
この良く晴れた週末に全身ずぶ濡れの小汚い我々に
カウンターの方の「?」な視線。
このあとは「あきた山の學校」の宴会に参加しました。
どっさりと7種類のキノコを、きりたんぽ鍋に参加させ
大好評でした〜。
ムキタケ、美味しかった〜。きりたんぽ、おいしかった〜。
薪ストーブのはぜる音と、深夜まで尽きないの山の話。
素晴らしい夜でした。
F原さん、お世話になりました。
コメント
真の沢納め行こそ「調子コキ突撃病」を発病しないように心掛けてましたが案の定発病してしまいました(爆)
そのせいで体の芯まで冷えさせてしまいました。
真実はT中リーダーから後世まで語り継がれると思うとヤバイですね。
普段写真に撮られる事の少ないおやぢですが「ジャージズボンや工事用もどきメット」でなければちょとカッコいいかも?とまたまた図に乗りそうです(笑)
以後、ず〜っとお誘いが無ければ「おやぢはヤバイ」とレッテルを貼られてしまう事になるゆえ、懲りずにお誘い下さいね。
工事用もどきも、
電気工事フェイク系のT中さんといい勝負です。
今後も、余裕シャクシャクのT中さんを
いぢめましょう。
この時期の仙人滝修行クライミングぅ、
なんて考えただけで身が縮まります。
でもホンッとに楽しそうね。 ('-'。)(。'-')。
滝修行で冷えた体は、
その後、急斜面の薮こぎで相殺されますから(^^;
いやホント、何があるか
分かりませんね。沢は。・・・いろんな意味で。。。