ずっとスキーのビンディングの調子が悪く、
昨日の鳥海山で決定的に悪くなったので
山日和このうえない日曜日、秋田市御所野の石井スポーツへ向かった。
修理にちょっと時間がかかるとのこと。
天気もいいので、筑紫森にでも登ってみましょうか。
ということで、足をスパイク付長くつにはきかえた。
カタクリの花は最盛期を過ぎるころ。
エンレイソウは見頃。
昨年覚えた地味な花ナンバーワン「ウスバサイシン」。
人目を忍んで咲いてました。
ここから筑紫森登山口。
手前にも今風な案内板がある。
芽吹き前の、まだまだ見晴らしのいい森林地帯。
去年の落ち葉をかさかさ踏んで歩く。
期待していたタラノメはまだこんな小さい。
ゼンマイがあったが、少なすぎるので今日のところは見るだけ。
尾根に上がるまで、昨夜のお酒の影響か身体が重くて大変。
なだらかな尾根をのんびり行くと、山頂直下の按部に到着します。
木々の梢の奥に、山頂が見えます。
岩だらけの山頂は、ブナやナラは生育できないらしく、
クロベや松が青々として占拠。
ここからはひたすら、岩登り。
はい、ここが登山道です。
登っていると気づかないが、振り還ってみるとほとんど崖。
横臥柱状節理の岩脈、と言うのがこれかな?
筑紫森の大きな特徴と言えます。
やがて登山道は、こんなナイフリッジに(私にとっては)。
この下にもやや安全な道はありますが、あえて岩登りの
スリルを堪能してみます。
・・・・マジメに怖かった(^^;
ようやく山頂の神社が見えてきました。
はい、到着。登山口から30分程度ですが
山菜あり、尾根あり、岩場ありでなかなか、濃い30分です。
神社の向こうに見えるは、太平山の奥岳。
今日はあちらも気持ち良さそう。
山頂から来た道を振りかえるとこんな景観。
面白いです。
下山は反対方向のルート。ここを下って、山頂をくるりと巻いて
元のルートに合流するコース。
こちらのコース、イワウチワが大群落を作っていてちょうど見頃。
薄いピンク色でひらひらのフリル。
乙女チックな早春の花です。
ここから三十三観音コースに。
山頂を作る巨岩の崩れそうなヘリを巻いて進むと
三十三観音は、その岩屋やくぼみに見つけることができました。
ビバーグできそうな立派な岩屋がありました。
この奥にも観音様がいらっしゃいます。
見飽きない迫力の景観でしたが、崩れてきそうで怖くも有り、
先を急ぎました。
先ほどのルートと合流し、按部を過ぎたところでランチ。
コーヒーを煎れ、コンビニで買ってきたお稲荷さんをほおばって、
思いがけず長閑な午後を過ごしました。
帰りには、スキーのビンディングも治っていました。
筑紫森のお向かいは岩谷山。365.8m。
低山ながら楽しい山。余裕があればセットでどうぞ。
山行記録はコチラ。