不動明王の祠を過ぎてすぐ傾斜は一気にきつくなる。言われなくともここが胸突き八丁だなと、わかりやすいくらいだ。ところどころで、ロープが設置してあった。こんなところ下りには使いたくないなあなどと思いながら、得意のマイペースでえっちらおっちら。こういうきついところは、こういうもんだと腹をくくるに限る。一歩一歩、ゆっくり行こう。1時間もすればいきなり視界が開け、気持ちのいい草原に飛び出る。