先日の雪山入門教室in横手でも
取りあげて、もちろん
参加の皆さんの関心の高かったのが
このワカンにすべきか
いやスノーシューにするべきか。
という、雪山ギアの定番の悩み。
その悩みの双璧を成すのが
実際の雪山でハタと遭遇する、
ワカンってどうやって履くんだっけ？
ということでひとまず、ワカンの履き方は
↓こっちの過去の記事を。。。
ワカンの履き方はこちらをご覧ください。
そして問題のワカンかスノーシューか。
それはその人がどういう山行を
したいかによる、と結局はそうなのだが、
これから雪山をはじめたいという人に
今からその目的意識はやや厳しい。
東北で雪山を始めるならば
個人的には一番機動力があるのが
山スキーかなと思うのだが
これが道具を揃えるのに
出費がでかいし、そもそも
揃えれば使える代物でもない。
スキーを滑るある程度の技術が欲しい。
・・・まあ人によっては
スキーで登って下山は背負って
下りてくる人もいるのだが。。。
ワカンかスノーシューかどちらか
ひとつを揃えるならば
私のように里山歩きが多ければ
ワカンが汎用性が高いと思う。
というのも里山は割と急峻だったり、
場所によっては雪が少なかったり。
急登があればスノーシューは
大きい分、登りにくいし
蹴り込みがしにくい。
雪が少ない時や、ツボ足で
歩けるほどに雪がしまっていれば
ギアは不要となる。
このときにスノーシューは重い分、
荷物になるが
ワカンだと軽いしコンパクトなので
ザックに括りつけても負担にならない。
最近は、スノーシューでも
だいぶ小ぶりで急登でも登れるタイプが
出ているので一概には言えない部分も
あるのだが、
だいたいそういう攻めモードOKの
スノーシューはワカンの２〜３倍ほどの
価格であるから、悩ましい。
ワカンなら初冬や残雪期にも
使えるし、アイゼンの装着もできる。
一つ持っていても必ず使うシーンが
出てくるので
結論としては、限られた予算で
ワカンかスノーシューかならば
ワカンがいいかなと考える。
ワカンはわたしはこの
エキスパートオブジャパンを使用。
サイズがたしかMとLがあるので
足のサイズに合わせて選びましょ。
ちなみに靴底サイズで25センチ以上だと
Lサイズがおすすめ。小さいワカンだと
アイゼンの装着時にアイゼンがワカンに
ひっかかるようです。
それとワカンの前方が反りのあるものと
ないものがありますが
急登には反りがあったほうがおすすめ。
選択のときに気をつけてくださいね。
もちろん、急登のないスノーハイクなら
間違いなくスノーシューであるが。
人気山域ならレンタルしてあるので
試してみるのもいいかなと。
岩手の鞍掛山でもレンタルがあるし
わたし、ばりこの登山ガイド企画でも
先着２名までスノーシュー200円で
貸し出しております。
こういう4月のロングコースは
間違いなくワカンとアイゼン。
