2024年11月16日、晴天のなか
第二回りんご三山クリーンアップイベントが
開催されました。
県内外から募集を上回る人数のご参加を
いただきましたこと本当にありがたく思います!
さてこの活動、発端は昨年の11月、
もっと森山を盛り上げたいの工藤さんと
草皆さんと里山フェスをやろうかと
持ち上がったその企画から
スピンオフ的にスタートした。
いろいろ活動したいので軍資金がほしい、
そんな相談をお二人にしたところ
それなら助成金を活用できるよと、
教えてもらいさっそく翌日、
地域振興課にかけこんだ。
もう11月も半ばで、今年度に申請できる
助成制度がほとんど終了したなかで、
あと1ヶ月後に締切だけどと紹介されたのが
森づくり税を活用した活動なのだ。
第一部:わくわく森林講座レポ
スタッフは朝7時前から
森林講座会場のゆっぷるに集合。
さっそく、りんご三山友の会の
赤いノボリ3つを設営。
今回の運営のため
綿密なタイムテーブルを組み立てたのは
友の会副会長のおやずぃこと、今野さん。
ナースエイドへのスタッフ配備、
デポポイントへの軽トラ手配などなど
朝からテキパキと指示。
イベントは準備ありき。
今野さん、スケジュールだけでなく
コースや駐車場の刈り払いや
ナースエイドの下見まで
率先してやっていただき、感謝感謝です。
そして、ゆっぷるさんからは受付ブースまで
ご用意いただき、おかげさまでスムーズな
ご案内ができました。
講座1)りんご三山について
わくわく森林講座、
これは第一回目にはなかったメニュー。
今回、イベント1ヶ月前にバタバタと
盛り込んだ企画です。
とくに今回は地元以外からの参加も多く、
活動をしていただくためにも
この山域と、私たちの会について
知ってもらった方がより充実感が
増すのかなと、いうことで急遽資料作りました。
もともとりんご三山は、
地元の里山の金峰山に
もっと多くの人から関心を持ってもらえば
不法投棄や、ナラ枯れ問題はじめ
里山の荒廃に何か行動ができるのでは?
そして明文化されていない地元の歴史を
残すにはここ数年がリミットなのではと
そんな思いから始まった。
里山一座だけではありふれている。
三山にパッケージングすれば
そしてそのパッケージにキャッチーな
名称をつければ、多くの人に認知されやすいし
関心を持ってもらえるのでは?
そんな「戦略」からスタートしたのが
「りんご三山」なのだ。
講座2)なんとす?ニセアカシア
当初は、クリーン活動しながら
この山域の歴史や植物や課題を
ガイディングできればと思っていたが、
伝えきれない気がしたことと、
ナラ枯れ伐採後に進出する外来種について
専門家の方にお話を伺う機会があったので
ぜひ、時間を作って参加の皆様と
情報を共有したいと思った次第。
専門的な話ではありましたが
外来植物に関心を持っていた方や、
われわれ同様に、外来種に悩まれていた
という方から感想を聞くことができました。
私どもも今後の活動に
新たなヒントをいただけたり、
なによりさらにモチベーションが
上がりました。
講座3)きのこと落ち葉の見分け方
こちらは晩秋の山を楽しむための
豆知識。これこそワクワク森林講座ですね。
講師には自然解説のプロが担当。
慣れないパソコン操作でトラブルも
ありましたが、
なぜか爆笑を誘いまして
図らずもボケツッコミ漫才に。
この講座ではこれから向かう金峰山で
採れるキノコの見分け方、
さまざまな落ち葉の見分け方を。
山はちょっとした知識があると
いっそう楽しくなるものです。
参加の方々、熱心にメモをしたり
写メをとったりしていました。
第二部:野外活動
週初めの雨の予報から一転、
すっきりとした秋晴れに。
今回は2班にわかれてウォーキングコースの
落ち葉掃除をしていただきました。
側溝にもかなり落ち葉が堆積し
放っておくと、側溝が埋没しそうな箇所も。
昨年などは豪雨でこの道路、
一部陥没や土砂災害にも見舞われました。
側溝の水捌けが少しでも改善されることで
今後増えるであろう豪雨に備える一助に
なることを期待しております。
道路脇、倒木もあるので
ときどききのこを採りながら。
きれいになりました。
落ち葉掃除がメインでしたが
道路脇にはいまだに不法投棄が。
一時、地元明沢で監視カメラを設置したこともあり
その周辺は不法投棄はだいぶ減りましたが
その奥の道でいまだに捨てにくる人が
いるようです。
こちらは夥しい量の殺虫剤など農薬。
気がつけばもうお昼。
まだまだ落ち葉はありますが
きょうの作業はここまで。
お疲れ様です。
作業終了後は
ハイキングコースへ。
途中にある、ニセアカシア進出ポイント。
ニセアカシアは別名がハリエンジュ。
第一部の講座で取り上げた外来種です。
昨年伐採した株から
2本が新たに萌芽して一年で
4m近く成長していることにはびっくり。
こんごこの外来種と
どう付き合っていくかが
もっか我々のテーマのひとつ。
お馴染み展望地から。
きょうは鳥海山がくっきりです。
金峰山への急登を。
ブナの森はすっかり葉を落とし、
足元ではザクザクと枯れ葉が
心地よい音を立てます。
童心にかえってみた。
思いのほか楽しい。
歓声があがる人気者。
落ち葉は腐葉土にしたい方は
持ち帰りいただき有効活用も。
思いのほか大物のゴミも。
メンバーで持ち帰り処分することに。
ご参加くださった皆様、そして
ご協力いただきました、
ときめき交流センターゆっぷるの皆様、
地元、明沢保有講の皆様、亀田の皆様、
アニバトゥルーの社長様、
平鹿地域振興課様、
秋田森林研究研修センターの田村様、
そしてりんご三山友の会の皆様
感謝申し上げます!
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