2024年冬りんご三山友の会スノーハイクイベント!

2024年冬りんご三山友の会スノーハイクイベント!

2月3日、4日は

りんご三山友の会主催の

スノーハイクイベント2デイズ!

その1日目は

金峰山から金亀稜線(勝手に名付けております)、

女亀森〜男亀森〜真人公園へ縦走ツアー。

 

雪が少ない今シーズン、

雪あるのかとハラハラしましたが

ギリ白銀の世界が我々を待っていてくれました。

りんご三山2024冬イベントレポ1日目

秋田県横手市、平鹿地域から増田にかけて

金峰山、男・女亀森、真人山と

3つの里山がこじんまりと

奥羽山脈を背景にして並んでいる。

それがりんご三山。

 

わたしの著書、ばりこの無茶修行では

平鹿三山と勝手に呼んでいたが

一昨年から麓の名産にちなんで

りんご三山と呼び、ついでに勢い余って

この山域を愛する山仲間たちと

りんご三山友の会を設立。

 

春、秋、冬の3シーズン、

この山域を遊び尽くすイベントを開催して

どうにかしてこの三山を

全国区にしようと目論んでいる。

 

今年もその目論見達成を目指して

イベントを2デイズで開催。

1日目は金峰山から男女亀森を、

展望の良い金亀稜線を縦走する。

 

金亀稜線というのは

暫定的に仲間内で呼んでいるのだが

これは

金峰山と男亀森を結ぶ稜線のことで

ナラ枯れ伐採によってこの稜線、

思いがけない展望が開けている。

 

名もない稜線だがそれでは何かと

勝手が悪い。

そこで暫定的に

金峰山と男亀森から一文字ずつとって

金亀稜線と呼んでいる。

 

なんだか語呂もいいし

縁起も良さげな字面だしで

このまま定着しそうであるが。。。

それはさておき、出発だ。

 

今年のスタートは

金峰山裏山道への林道の除雪終了点から。

 

↑ものすごく長い花芽のキブシにどよめく我々。

 

林道を1時間ほどスノーシューで

歩くのだが、この時期ならではの

植物観察ができてガイドしながらだが

わたしはとっても幸せだ。

 

金峰山登山口から夏道ルートで。

最初こそ杉林だが

まもなくミズナラやホオノキの森になり

きのこを探したり

急登に悲鳴をあげたりしているうちに

ツアー一行はいつのまにか

ブナの純林にぐるりと取り囲まれる。

そしてその景色の美しさを見上げていれば

さっきまでの急登のしんどさなど

すっかり忘れるのだ。

デベソのブナの名前を

どうにかしよう談義などしながら

やがて金峰山山頂神社に到着。

鞘堂の中からは美味しそうな香りが

外にまで漏れている。

 

先発隊が1時間早く到着し

ランチの豚汁を用意して待っていた。

ほんのりニンニクが効いた、

さつまいもの甘みがアクセントの豚汁は

身にしみる美味しさ。

りんご三山友の会の山飯シェフ、

マッキー全面プロデュース。

いつもごっつぉさん。

 

と、マッキーシェフの豚汁に盛り上がりながら

もうここが今日のゴールで

いいんじゃないだろうか

これから先の行程と

豚汁タイムを天秤にかけていると

我らが頼れる男ノブさんが、そう、

ブナの純林で突然手品を披露してくれた

日本山岳ガイドのノブさんが、

自ら作ってきたという、

りんごのワインコンポートと

クロモジ茶を黙々と配り始めた。

まさかのデザート付き山飯に。

さて、お腹がいっぱいになったところで

縦走の続きにとりかかる。

このコースのハイライト、金亀稜線へ向けて

パフパフスノーランで軽く腹ごなし。

いつもこのブナの二次林ゾーンは気持ちがいい。

昭和30年代までは山道があったのだが

しばらく廃れていたのを

りんご三山友の会で細々とだが

刈り払いを行なって縦走路にしてみた。

ユキツバキとブナ、秋にはキノコと

楽しい縦走路となった。

その一角にある女王の座で

ふんぞり返る記念写真はこのツアーの

お決まり。

 

金峰山から森を抜けると金亀稜線だ。

ここはナラ枯れ伐採のおかげで

平鹿平野の大展望コースになっている。

晴れていれば田園の向こうに、

鳥海山が優雅に裾野を広げる姿も。

この標高でこの展望、なかなか。

 

金亀稜線から前方に見えてくるのが

女亀森と男亀森の亀森カップルだ。

晴れていればその先に

雄長子内岳と雌長子内岳のカップルも登場する、

ラブラブ展望が広がる。

いつか縁結びの丘とでも名付けて流行らそう。

 

あいにく、

女亀森が昨年秋に、ナラ枯れ伐採で

丸坊主になってしまい

さながら出家した尼さん亀森になってしまった。

紅葉が美しかっただけに悲しいが

ところが冬に来てみればどうだろう。

思いがけない展望の良さである。

 

森がなくなったので

最高地点がどこなのかも一目瞭然となって

我々は迷わず山頂に立った。

丸坊主の女亀森の山頂で

バックダイブでしばし盛り上がる。

 

女亀森から男亀森へ。

男亀森の登りの途中が金峰山の

ビューポイント。

きょう、歩いてきたルートが見える楽しさよ。

本日最後のピークは男亀森。

あったか〜い生姜風味の甘酒に

ハッピーアップルさんの

ドライりんごのリングを添えて。

りんごと生姜甘酒、疲れた体に沁みました〜。

 

男亀森からの下りは

さすがに雪が少なく地面がところどころ露出。

しかも急斜面。

緊張しつつも無事下山できました。

本日のお土産は

りんご三山の麓、醍醐のハッピーアップルさんの

アップルケーキ!

平鹿りんごをセミドライして

北海道産バターたっぷりのケーキに。

こちら、ゆっぷるや道の駅、

ネットではココフルさんで購入できます!

ツアー参加の皆様には

バッジ付きのオリジナルパッケージで。

ご参加ありがとうございました!

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