プロフィール
ラショウモンカズラ |
羅生門葛 |
シソ科 |
分布
本州、四国、九州の林の中で春先によく見かける。
高さ20〜30センチほど。
レッドデータ
絶滅 | ー |
絶滅危惧Ⅰ類 | 千葉 |
絶滅危惧Ⅱ類 | 神奈川・静岡・和歌山・徳島・高知・佐賀 |
準絶滅危惧 | 奈良(希少種)・宮崎 |
特徴
葉はギザギザハート型。
花は筒状の形をしていて、白い下唇が大きく突き出ていて紫色の模様がある。
名前の由来
平安京の正門である羅生門を冠した堂々たる名前である。
むかし、その羅生門に鬼が住み着いていて、悪さをするので源頼光の家臣である渡辺綱(わたなべのつな)がこの鬼を成敗し、その腕を切り落とし持ち帰った、という伝説がある。
その切り落とされた鬼の腕に似ているということから、鬼の棲家だった場所にちなんで羅生門の名前が付いたらしい。
この渡辺綱さんがこのように、鬼より強いということが、人間界にも鬼界にも伝わって、それ以来全国の渡辺さん家では、節分でも豆まきをしないでいいのだそうだ。
それにしても、鬼の腕葛とかストレートにしないあたりがセンスを感じる。
センスは認めるが、気になるのは切り落とした鬼の腕って・・・なあ。想起力。
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