2026年3月1日残雪の石黒山ツアーレポ

2026年3月1日残雪の石黒山ツアーレポ

夏道がないので、雪を待って登る頂のひとつだ。

石黒山にはじめて登ったのは2009年4月。

当時はまだSNSなどもまだまだで、

そのため登る人もまれな山だった。

ここ数年では県内における雪山の定番になりつつある。

 

標高が最高地点で1103m、

三角点地点で1096m。

秋田駒ケ岳の北7kmにあり、麓には鶴の湯がある。

ルート概要

往復ルートの歩行距離:約5km

累積標高:455mほど。

コースタイムはのんびりペースでは

□8:30 鶴の湯スタート

□10:10 P921のカラマツの森

□11:15 石黒山三角点

□11:45 ランチタイム終了

□12:10 石黒山最高地点

□15:00 鶴の湯

景色が良すぎたり、

ラッセルがあるともっとかかります。

ピストンで飽き足らない元気な人は、小白森経由の周回ルートや、お隣の荷葉岳(かようだけ)ルートもまた、充実感ある積雪登山ができる。

登るためのギア

ギアはスノーシューでもワカンでも。

山スキーでも行けるが、山頂直下以外は樹林が混んでいて滑降はあまり楽しめない。

1月、2月はラッセルとなる。

堅雪シーズンのギア

3月の雪が締まる時期はアイゼン必携。

この時期、急登ではジグを切りながら登ることもあるため、スノーシューは山岳用を。

円筒フレームのスノーシューでは、堅雪のトラバースでの滑落のリスクが高い。

 

雪が締まっていれば、アイゼンだけでいいのでは?とも思うのだが、踏み抜きも多くなってこれが地味にストレスだ。

登りはスノーシューやワカンがあったほうが快適。

下山はアイゼン装着が安心。

ザックサイズ

アイゼンを入れたり、スノーシューをくくりつけたりのほか、気温や風で衣類調整で脱いだり着たりが多いのも3月。

ザックはこれらを収納できるサイズを。

 

鶴の湯から第一展望地まで

鶴の湯の駐車場から、その手前の橋を渡って

除雪でできた雪山を越えてギア装着。

例年は、1月か2月上旬のぱふぱふ新雪を狙ってのツアーにしていたが、今年2026年は3月に。

アイゼンを背負って、スノーシューで出発する。

 

雪は硬いものの、微妙に緩んでいて歩きにくい。

鶴の湯から一旦、除雪のない車道を横切って入山する。

杉林を抜けてその横の雑木林にルートを取る。

こちらのほうが開放感があって気持ちがいい。

 

いったん斜度が緩んで、広場に。

ヤマップのログを見るとここを通らない人も多いが、ブナの大木が林立して私としてはお気に入りスポット。

 

最初の急登を登り切ったところで、第一展望地。

秋田駒方面の視界が開けていて、休憩にもちょうどいい。

今朝の秋田駒はまだ始業前のようだ。かろうじて裾野だけ。

 

尾根がゆるくカーブして、P921付近に。

この一帯はカラマツの森。

なかなか気持ちのいい森。

きょうは見られなかったが、カラマツの繊細な枝の先に霧氷などがあると、レースを広げたようで美しい場所。

 

カラマツの森が終わる頃、最後の急登だ。

植生はブナに入れ替わる。

 

途中、カラマツにコケ玉。

モフモフ。

 

急登を休み休み登っていく。

登るほどに森が開け空が大きくなっていく。

 

ブナの冬芽は芽吹き寸前で赤くなっている。

振り返れば、まだ秋田駒は雲の中。

 

あれが三角点の山頂。

とても分かりやすい。

 

ラッセルがないので予定より40分以上早く到着。

 

早い到着だったので、三角点から500mほど先の、最高地点にも足を伸ばす。

標高差もさほどなく、気持ちのいいブナの尾根だ。

 

スマホの地図を見ながら、最高地点を特定。

きょうは石黒山の2つのピークを踏破。

 

岩手山と、三ツ石山の稜線もくっきりと。

 

みるみる秋田駒の雲も取れてきた。

 

秋田駒ケ岳から南八幡平の山々が勢揃い。

なかなかこの展望を見られる場所はない。

 

下山したくない悩ましい午後。

贅沢な景色をザクザクと。

山頂直下の急斜面は、日差しに雪も腐ってきてスノーシューで快適に降ることができた。

 

樹林帯に入ると、雪質は朝と同じ。

ガキガキに固く締まったままで、アイゼンに履き替え。

慎重MAXでジグを切って降りる。

 

ブナの大木ゾーンまで来れば、もう鶴の湯も近い。

 

人の世への入国ゲート。

ご参加ありがとうございます。

 

 

 

 

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