10年振りの虎毛山

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くもり昨日の土曜日。
結構、曇っていて時々小雨もパラついていたけれど、
どうしても登りたくなり天気予報を信じて虎毛山へ向かう。
国道108号線から登山道へ向かう道には左右から草が
延び放題で、それをクルマで押し退けながらしばし、進む。
やがて登山届けのポストを従えた虎毛山登山口の看板のある
沢沿いの空き地に辿り着く。
さて、先客は1台のクルマだけ。
天気もなんだかサエないし、ややナーバスになりながらも
出発することにした。まずはのっけからこの恐ろしい丸太の橋をクリアする。


丸太は滑りやすく、それを補完するための板が打ち付けてある。結構、高くてコワイ。
そのあとは約4キロの沢沿いの平たんな道を黙々とひたすら歩く。
やがて3本目の橋を渡るとそこから、情け容赦のない急登が2時間続く。


晴れたり曇ったりのすっきりしない空の下、登山道は眺望もなく続く。
しかも人の気配は全くなく、夏の虫や鳥の賑わいもなく
なんとも独り寂しい山行となってしまった。
高松分岐の1234mピークまで行って、山頂がガスってたら帰ろうかなと思いながらも、久々の開けた空間に出ると何だか前向きな気分になり山頂を目指すことにした。相変わらず、天気はぱっとしないけど。


山頂も近づくと登山道はやや緩やかになり、木道に出る。
そして間もなく小屋の屋根が見えてくると頂上だ。
なんだかんだとグズグズした気分のまま来てしまった。


10年前はたしか天気もよく、栗駒のほうまで眺められ、
カップルや単独行の女性や、中高年グループもいて結構賑やかだったけど今日は、山頂に至ってもなお私一人の虎毛山となってしまった。
ガスの下に見えかくれする湿原を熱いお茶を飲みながら眺めてのんびり過ごした。

ケータイはドコモのFOMAだが、なんとかアンテナ2本立ったのでリンドウの写メなどを撮って山頂ライブメールを下界へ飛ばす。




今にも降り出しそうな空模様となってきたので、下山は慎重かつ
スピーディに。・・・などとせかせか歩いてたら2時間くらいで
登山口に辿り着いてしまった。
登山口では、沢スタイルのグループが下山してきていた。

どうりで頂上で会わなかったはず。
登る時に落ちていなかったタバコの吸い殻ふたつを見つけたが
どうやらこのグループか・・・。
関東からわざわざ出向いてきたらしいけど、感心しない。
方々の山を汚しながら楽しんでいるんだろうか、この人たちは。

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