熊になんて合わないさと特別な根拠もなく
いわゆる「じぶんだけは大丈夫神話」を
信じていたものだが
昨年は2回もツキノワグマに遭遇した。
2回とも、クルマに乗っていたときだったものの
鳥海山の湯ノ岱でガン見してきたこのサイズの
クマに丸腰で山の中で遭うと考えたら
何らかの対策を講じたくなってきた。
で、このスプレーを購入。
ベルトに付けられるホルダーと。
スプレーがアマゾンで5380円
ホルダーが1980円。
主成分はペッパー。水性で、ツキノワグマには
このスペックが推奨されている。
よく登山用品店などで見かけるのが
1万円もするような、超強力なスプレーだが
あれは成分がカプサイシンで、油性タイプ。
ヒグマやグリズリークラスを想定したスペック。
熊スプレーを選ぶときの大事なポイントだが
対ツキノワグマなら、つまり本州だけの
携帯を考えるなら「水性」を選ぶこと。
油性タイプはかなり強力で落ちにくく
人間にも劇薬だが
ツキノワグマくらいの動物にとっても
彼らのその後の生命に関わってくる。
あるいは極度の人間恐怖症となり
人間を襲うようになる恐れもあると、
取説に記載されてある。
こちらの製品は「水性」。
なんと、撃退対象は「対悪人」とある。
よく映画で出てくる催涙スプレーである。
とはいえ劇薬なので、いつもは読まない取説を
きちんと読むことにする。
ツキノワグマには
ヒグマ用スプレーは危険ですと
繰り返し警告されているのが印象的。
だが真剣に読んでいると
このスプレーを使用するシーンの例として
「山間部で悪人集団に遭遇した場合」などとあり
いちいちツボる。。。山賊、とか?
ちなみにこれは油性。
割と本州の登山店でも見かけるが
購入の際には「油性」か「水性」かを
必ず確認して、本州ならば「水性」を
選ぶのがいいかなと。
ただし人それぞれの考え方もありますので
最後には自己判断です。
確実に熊にダメージを与えるなら
油性の強力なものが安心という人もいますし。
命がかかる場面ですので
ここは各自で熟考してはどうでしょうか。
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