県立近代美術館「山岳の美・水辺の美」鑑賞してきたよ!

県立近代美術館「山岳の美・水辺の美」鑑賞してきたよ!

自宅からクルマで5分ほどのところに、秋田県立近代美術館がある。早い話が「ふるさと村」がある。ここで2月から4月13日までの期間、山岳の美・水辺の美と題しての企画展が開催されており気になっていた。

近所にある娯楽・観光・文化施設ほど足が向かないものでして、家から5分の場所にこれだけのクォリティの観光施設、文化施設がありながらこの美術館を訪れたのは、たぶん10年以上ぶりである。たしか、前に訪れたときは雪原を駆ける鹿の群の絵に感銘を受けことだけは覚えている。それ以外はまったく記憶にない。

コロナの影響か施設の規模のわりには、空いている。そして閑散としているわりには寂れた雰囲気がない。とても気持ちのいい場所だ。土産物コーナーの奥には地域の工芸品展示コーナーなどがあり、美術館はさらにその奥である。

途中で外廊下をわたる。広い手入れの行き届いた庭には、彫刻やオブジェがあってワクワクする。そしてその一角にある木の根の立派なこと。オブジェかと見まがうほどに前衛的な造形である。さすが、美術の空気に触れると植物までもが進化するのか。訪れたらぜひともこの木も見てやってほしい。

ところで、階段の踊り場で見つけたこのオブジェ。火山好きやカルデラ好きにはたまらないだろう。思わずおおと声が出てしまった。
これは十和田カルデラの大爆発から生まれたと言われる壮大な伝説をモチーフにしたものだ。主要な登場人物に、繋がれて地名ともなった猫だのまで盛り込まれているとは、作ろうと企画した人が誰なのか気になってしょうがない。

三湖物語として括られている。三湖とは十和田湖と田沢湖と八郎湖の三湖だ。ここまで登場人物を細かく拾っておきながら、下に添えられた6行ほどのショートストーリーが大雑把すぎて。。。

この美術館は、特に今回のテーマが山岳の美、なだけあって鑑賞し終わって廊下に出た瞬間に目に飛び込んでくるのが御岳山、真昼岳、白岩岳、太平山地、森吉山、鳥海山、丁山地なんだもの。演出かと思うほど、またここでハッとさせられる。

展示されていた絵で特に福田豊四郎の作品と、平福百穂の「春山」が気にいってハイビジョンコーナーにも寄ってみたほど。

百穂の「春山」は繊細な線と、最小限の色を点々とつけて春紅葉を描いたもの。春紅葉ならではの、みずみずしい透明感ある芽吹きを、かなり抑えた着色で表現したもので、あんなわずかな線と着色だけで、春が孕む湿度や独特の華やかさがそこに蘇るのかと感心し、長いことその絵を鑑賞した。空いていたのでじっくりと観れた。

このポストカードでもないかなと思ったが、あまり有名な作品でもないのか、記念になるような土産にはなってなかった。

そして今回一番感銘を受けた福田豊四郎のポストカードはいくつか、売店においてあったのでさっそく買ってきた。展示していたのは「八幡平」と「山の秋」だがそのポストカードはなかった。

そして買って帰って驚いたのだが、どうやらわたしは十数年前にこの美術館に来た時も、福田豊四郎に感銘を受けポストカードを買って帰ったようで、今日買ったものとおんなじものが部屋にあった。

これらも買おうとして、なんだかもっていた気がしてやめた。うん確かに家にあったよ。

美術館と同じ敷地内のふるさと村では、手作り体験コーナーがあって、冷やかし程度にのぞいていたらなんと、七宝焼き体験コーナーがあるではないか。ずっとやってみたかったのだ。さっそく申し込む。1200円。何種類かから作りたい形を選ぶことができ、わたしは雫型を。

銅板に細かいガラスの粉を溶いたものを塗っていく。これもいくつかの色から下色を選ぶことができる。

今度は、ガラスのカケラを置いていく。ガラス片は焼くと1.5倍になるそうだ。どんな雰囲気に仕上がるかは、焼いてみないとわからない。なんとなく合う色を並べて、焼き工程へ。30分ほどかかるそうだ。

待ち時間にフードコートで横手焼きそばでも食べよう。林泉堂の並550円。

そしてもろこしも買っていこう。売店はもろこし天国だった。わたしはもろこしが好きでして、ちょうどこの珈琲諸越が欲しかったのだ。ほんのりとコーヒー風味。

30分以上経って受け取りに。なるほど、こうなるのか。ガラスがどう変わるのか掴めたところでまた一個作りたくなる。差し色がひとつ欲しかったな。

下界あるきカテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。