そろそろ始まる頃だろうと
ユキツバキの進捗具合を確かめに
恒例の平鹿町の金峰山へ。
裏参道からのコースへまわっていく。
だが、やっぱり多雪だった今年、
道路には4月17日現在でまだ雪。
来週には消えるだろうなと
途中で車を置いて、歩く。
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明沢ダムの手前で倒木、
そのダムを過ぎたところでも倒木で
これらを撤去しないことには
車の通行は厳しそう。。
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たまにはのんびり歩いてみれば
それなりに楽しい、春の道。
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朴の木はその巨大な芽が
衣を脱ぎ捨てようとしている。
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キブシは見頃。
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超大きな松ぼっくりを
拾ってみたり。
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松ぼっくりの通常サイズと
比べてみたりしながら車道を歩けば
わりと楽しい。
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道路脇にもユキツバキは群生しており
この辺りの標高ではちらほらと
花が咲き始めていた。
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オニグルミのサル顔も
春になって立派な角を生やし始めている。
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表参道の登山口に到着する。
山に入ればもう雪はない。
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ブナの新緑はまだこれから。
春の日差しが林床に届くうちにと
ユキツバキが冬の間、
臥せっていた姿勢を正し始めている。
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なんと。もうブナの花が咲いている。
ブナは冬の間、花芽と葉芽を準備して
春を待つ。
鞘を脱ぎ捨てると同時に
花も葉も出てくる。
これは雄花。風媒花なので
虫がいなくても平気。
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こざっぱりとした見晴らしの
山腹を登っていく。
葉もないブナ林はなんだか
スッカスカで面白い。
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急登を登り切れば、しばらく
なだらかな巻道に。
あまりに見通しがよいので
道をそれて藪へ入る。
山腹を巻いて表参道へくるっと。
その途中のユキツバキが
狙いだ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2021/04/P4170279.jpg)
山腹の西斜面ではもう見ごろ。
虫のいない時期ではあるが
ユキツバキは鳥媒花。
だから、春の花に多い白や
黄色などの虫が好きな色ではなく
赤なのだ。赤は鳥が好む色。
メジロがいれば受粉できるのだ。
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こんなに咲きそろったところに
遭遇したのは初めて。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2021/04/P4170289.jpg)
表参道のコースは
金峰山の三角っぷりが際立つ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2021/04/P4170293.jpg)
あちこち寄り道しながら到着。
雨の予報もあってか
春の曇天の頂は
誰もいなくてのどかだ。
ときおり、里のりんご園の
チェーンソーの音が遠くに聞こえる。
きっと、この冬で折れたりんごの枝を
切っているのだろう。
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桜も慎ましやかな風情で咲いている。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2021/04/P4170288.jpg)
コブシもコートを脱ぐところ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2021/04/P4170287.jpg)
ムシカリも。
こうして見れば、ムシカリの
冬芽の人の頭に見える部分は
あれは、花芽だったのかと
小さな謎がひとつ解ける。
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神社でのんびりしていたら
雨が落ちてきた。
春の里山の雨は逼迫感がない。
雨具の上だけ着込んで、
ボトムはワークマンの
フィールドコアに任せた。
水弾き良好だ。
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ブナの二次林の林床の
くっきりとしたユキツバキの緑と
残雪のコントラストが美しい。
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雨はブナの幹を
樹幹流となって根元を潤す。
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土管かと思って近づいたら
ブナの木の切り株だった。
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こんなに桜があるのかと
この季節だけその所在が明確になる。
来週には春紅葉かも。
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小鳥の集団に遭遇。
遠目でよくわからないが
マヒワだろうかな。
集団で何やらついばんでいた。
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