山サンシリーズで以前、
井村屋のあんこチューブを大いに
活用したサンドを紹介したが
聞けばなかなか売っていないようだ。
そんなときは
缶詰のあんこだと水分が多すぎて
かなりウェットな山サンになるので
むしろ文太郎サンドがおすすめだ。
甘納豆で作るので
前日夜にサンドしておけば
昼ぐらいには甘納豆が
煉乳を吸って柔らかくなっている。
むしろ食感もあって食べ応えのあるのが
黒い悪魔サンドよりも
文太郎サンドの方だろう。
念のため、
文太郎ってだれですか?という方へ
新田次郎の小説、孤高の人の
主人公であり、実在した登山家が
モデルです。
ちなみに新田次郎つながりで
銀嶺の人も一気読みの面白さでした。
こちらも実在の女性登山家がモデルです。
やや時代感はありますが、そこもまた
味わいどころ。
だが最近、
文太郎サンドに飽きてきた。
なのでEXバージョンを提唱したい。
材料は文太郎サンドの材料に
おしゃれなドライフルーツをプラス
するだけ。
これで、程よい酸味と
豊かな色彩、
文太郎というにはかなり
洗練されたスイーツめいてくる。
ドライフルーツは
おつまみコーナーにも
お菓子の原料コーナーにもあるので
入手に困ることはない。
作り方は、ベースのバターないしマーガリンを
6ツ切りの食パンに塗る。
6ツ切り食パンは
おすすめはライ麦やクルミ入り。
この食感が、甘めの山サンにマッチする。
ベースにさらに
クリームチーズをごってりと塗る。
カルシウムと若干の塩味が
仕上がりの味に深みを呼んで
一層おいしくなる。
その豪華なベースに
甘納豆とドライフルーツを散らし、
仕上げにやっぱり白い悪魔を召喚。
この白い悪魔こと煉乳は
ただカロリーを増すだけではなく
ドライに傾きがちな具材を
ほどよくウェッティにしてくれる。
仕上げにシナモンをふりかけて
はい、大人の味に。
白い悪魔のかわりに
金色の悪魔でもよろしいかと。
はちみつでもケーキシロップでも。
だが文太郎サンドに飽きるとともに
甘いばかりの行動食にも飽きてきた。
で、文太郎サンドデラックスを
考案する運びとなった。
材料はサンマの蒲焼、練り辛子
食パン、クリームチーズ、
バターまたはマーガリン。
黒胡椒。
ベースのバターには練りからしを混ぜる。
これが味に深みと複雑さを呈する。
忘れずに。
この上に、クリームチーズを
べったりと塗る。
クリームチーズは捏ねてからじゃないと
硬いので注意を。
文太郎は干した小魚だが
デラックスの所以は、
サンマの蒲焼にある。
だが、なんだか物足りなかったので
夏なら畑のバジルを置くところだが
ないので、
海苔をあしらってみた。
勢いで炒りごまも導入。
要するに割となんでも
それなりにハモってくれそう。
最後に、ぎゅっとラップ。
どうせザックの中で潰れる運命。
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