りんご三山プロジェクトの下見

りんご三山プロジェクトの下見

りんご三山プロジェクトが
いよいよ迫ってきた!

りんご三山というのは
平鹿町と増田町に並ぶ
金峰山、男亀・女亀森、真人山の
3つの里山を勝手に三山に
まとめたもの。

りんごにゆかりの深い里なので
りんご三山。

そのりんご三山ツアーを目前に
雪解けとともに
やらねばならない下準備に
ヒロちゃんガイドとともに
やってきた。

まずはざっと下見登山。
業務の一環ではあるのだが
芽吹きの春のいい日和り。
下見、なんて構えずに
のんびりぶらぶらと
春山めぐりと行きますか。

金峰山の裏山道登山道は
アプローチの車道にまだ雪が
あるものの、おそらく
1日2日で消えるだろう。

金峰山の登山道にも
残雪はあるが、
一冬を雪の下でぺったんこに
潰されて過ごしたユキツバキや
ヒメアオキ、ハイイヌガヤなどは
もう、しゃんとして
起き上がって、営業準備中。
早くも蕾が膨らんでいた。

美しい二次林のブナ林にも
根びらきの春が訪れている。

この時期の、
芽吹きと残雪の色彩は
本当に美しい。

裏山道の中腹のお気に入りの景色。
秋はナメコを実らせたミズナラには
ナメコの残骸があった。

足元はにぎやか。
残雪に、ブナの花芽や
葉芽が脱ぎ捨てた鞘がびっしり。
そして役目を終えた雄花も。

ブナの雄花は満開だったが
地味すぎて誰も気づかない。
風媒花ならではのマイペース。

金峰山で出会えるデベソ。
毎度、これを撫でて山頂へ行く。

急登を登り切れば山頂神社だ。
サクラが三分咲き。

本日のやらねばならぬ目的のひとつ。
金峰山神社へのお参りと
神様へのお抹茶奉納。
って、じぶんでいただきますが。

りんご三山ツアー、
どうぞよい二日間でありますように。

さてもうひとつ、
開催日までにやらねばならない案件に
向かうとする。

金峰山をあとにして、
男亀森へ向かう。
金峰山の映えスポットをてくてくと
行けば途中に縄文遺跡の
大保中台がある。
ここは、さびれてしまってはいるが
秋にはカラマツが美しい場所。

縄文遺跡を過ぎれば
金峰山の撮影スポットに。
山腹のサクラもちらほらと。
ブナの峰走りは始まっている。

きょうの見頃は
ツノハシバミ。
ぶらんと垂れているのが雄花。
赤いふさふさが雌花。
和製のヘーゼルナッツの木だ。

ユキツバキもちらほら
咲き始めている。

天気が良ければ
栗駒山がよく見える。
高松、山伏岳も。

男・女亀森の登山口。
その里山の名前は入り口には
記されていない。
雪解けまもない今を過ぎれば
夏には藪がひどくなる。

ショウジョウバカマが密。
金峰山にもこの亀森にも
春の代表格の花、カタクリがない。

訪れる人も稀な山ではあるが
山頂までの道は広くてしっかりしている。
が、われわれの今日の目的は
その登山道とは違う、もう一本の道。

ちょうど地形図には麓の集落のリンゴ園に
抜ける点線があるのだが、
それが、きょうの課題だ。

ご覧の通りの廃道なのだ。
それでも昔に使われていた道は
かすかにそのラインが残るもの。
きょうはその道の下見だ。

一見、道などないに等しい。
それでも真人公園への最短ルート。
藪をこいで抜ける。

面白かった。
この道はりんご三山ツアーで使いたく
近々刈り払いをする予定。
地元の了解もいただいてある。

藪漕ぎも楽しいのだが
それは人によって評価が分かれるところ。
りんご三山が
りんご散々になっては困る。

昼すぎに真人公園に到着。
ここには一角にカタクリが群落する。
ちょうど見頃だった。

ヒロちゃんガイドの
おすすめの展望地でランチと
ノンアルで一服。
うま〜。

残雪と急登の金峰山、
藪道の男亀森と
ややワイルドな里山のあとの
最後のピークは真人山だ。

打って変わってのこの癒しの道。
ほっとする。

キクバオウレンも。

シジュウカラとヤマガラ、
センダイムシクイなどの
鳥の囀りの聞き分けを
レクチャーしてもらいながら
登る。

りんご三山のラストは
あと6分30秒!

奥には金峰山が見える。

みごと、りんご三山コンプリート下見。
キメのポーズは
りんご三山ポーズ。
参加者の皆様とこのポーズで
記念写真を撮るのだ。

コンプリートツアーは
とても人気であっというまに
満員御礼となってしまった。

このコースをぜひ歩きたいのだと
とても熱烈な方も多く、
5月中旬に平日ではありますが
追加募集予定です。

近々ご案内いたします。

里山プロジェクトカテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。