りんご三山友の会として、
この春から会員募集がスタート。
そしてこの日は第一回目となる会山行だ。
りんご三山友の会だからといって
金峰山ばかり登るわけでもなく
その他の山域にも赴く予定だが
第一回目山行はホームを登るのがスジだろう。
なんといってもこの時期、
ユキツバキが見頃をむかえ、
ブナは芽吹いて、
そのうえ山菜も採れる。
1週間前、そろそろ
ブナの峰走りかなと見上げた金峰山。
これが、
1週間で峰走り完了。
爆速でかけあがった様子。
本日、金峰山周辺の歴史や考古学に
詳しい、山田貞吉さんから
大保中台縄文遺跡の説明をいただく。
山田さん、りんご三山友の会の
アンバサダー会員でもあります。
大保中台(おおぼなかだい)遺跡は
金峰山登山口から
少し林道を進んだところにある。
十数年前までは、レプリカの
竪穴式住居や
見学者のための東屋、トイレなども
あったのだが、今はすっかり
寂れてしまって、標柱だけが残る。
とはいえ、
縄文時代にここに200年間ほど
縄文人が暮らしたことは事実。
今でも、そこらを掘り返せば
縄文式土器や、石器が出てくるとのこと。
こんどの楽しみとしよう。
車を金峰山登山口に2台ほどデポして
女亀森登山口へ。
きょうは、りんご三山の展望尾根から
金峰山へ登山だ。
雨の予報もあったが、降ることもなく
おかげで、雲がたなびく横手盆地の絶景を
堪能することができた。
今年はユキツバキの咲きっぷりがよい。
山腹のずっと奥まで
赤い点々が続く。
展望尾根は
かつて使われていた山道だ。
長く廃道になっていたが
昨年、保全地域以外を刈り払いし
最小限、歩けるようにみんなで整備した。
途中に、大きな穴がある。
山田さんに聞いてみると
おそらく、との前置きし
鉱山の縦坑の跡かもしれないと
推測してくれた。
この山域は、増田の吉野鉱山が
あるのだが、そこへ連なる山々にも
鉱山として掘られた跡が随所に残る。
金峰山の山頂直下には
平坦なブナの林がある。
座り心地のいいブナのベンチ発見。
ちょっと急登を登れば
金峰山の正規ルートと合流する。
急登を登れば、
神社のある山頂はすぐ。
春の金峰山の定番、
お抹茶タイムは本日も。
神社が収まる鞘堂で、本日は
お抹茶のほかに採りたてコシアブラの
天ぷらのサプライズも。
風も強いので
少し鞘堂で過ごす。
山田さんから金峰山の歴史について。
我々が登山の際にお邪魔するこの建物、
神社ではなく鞘堂。
神社はこの鞘堂の中に収められている、
小ぶりな朱塗りのお堂があって、
それこそが、金峰山神社なのだそうだ。
蔵王権現が祀られ、
その蔵王権現は鳥海山の
大物忌神社に祀られる蔵王権現と
同じくらい古く貴重なものとのことで、
それが判明するやいなや
実は御神体は、里に降ろされ
丁寧に祀られているとのこと。
この神社には今は
かつてこの山域のあちこちに
祀られていた御神体を
集めて祀っているとのこと。
なるほど。
ブナの新緑と
ユキツバキの森で記念写真。
どの季節にきてもいい山だ。
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