11月ガイドメニューの定番となりつつあるのが
秋田県美郷町の里山、黒森山と
横手市の里山、御嶽山の二座縦走ツアー。
黒森山で標高763m、御嶽山が標高751m。
1000mにも満たない標高ではあるが
冬季は北西からの季節風が吹き付ける豪雪地域。
その厳しい環境のおかげで
この二座を結ぶ稜線は森林限界が低く
思いがけない展望が開けている。
しかも黒森山の登山口で標高がすでに
660mなので登りが少ない。
のんびりと秋を楽しむハイキングには
もってこいのコースなのだ。
お天気上々。
ちょうど落葉のあとで足元は
天然のレッドカーペットに。
黒森山へ、ややきつい斜面から振り返れば
女神山とそこへ至るうしろのツルの稜線が
展望できる。
本日はお天気は良いものの
うっすらと霞がかかっている。
10時前に黒森山山頂到着。
黒森山にはライブカメラが設置されている。
30分ごとにシャッターが下りて、画像は
六郷登山協会のライブカメラサイトに掲示される。
本日も、シャッターが切られる合図の
秋田県民歌が流れると慌ててめいめいポーズを。
音楽が止んでばっちり記念写真が撮れた。
上の画像がそれ。
黒森山からの下りは40mほど結構な急斜面。
濡れていると難儀するところだが
本日はよく乾いていたので難なくコルへ
下りることができた。
設置のトラロープは令和5年現在では
だいぶ劣化が進んでいた。
全体重を預けるのは危険。
ゆるく登り返せば
P748。ここは下界からもよく見える
なだらかな三角形のピーク。
空気が澄んでいれば、男鹿半島や
鳥海山や月山まで見渡すことができる。
そしてアキグミの実がこの時期
食べごろなのだが、今年はほとんどなかった。
天候のせいかもしれない。
御嶽山は一帯が美しいブナの二次林の景色が続く。
尾根から見下ろすブナ林は
林床に下草や笹薮もなくすっきりと
開放感がある。
山頂に着いたら、古い石段を下っていく。
この時期は、落ち葉が堆積していて
その下の石の階段に足を取られそうになる。
慎重にゆっくりと。
むしろ、登山道を逸れて
森の中を歩いた方が楽かもしれない。
下り切って振りむけば
見事なブナの景色が待っている。
そしておいしい水場もあるのでぜひ
お土産に汲んでいくことを勧める。
登り返して山頂の塩湯彦神社前でランチタイム。
塩湯彦は秋田県でも最古の神社。
古い時代に想いを馳せながら、日向ぼっこランチ。
この山頂の南東方面にも登山道があって
三角点はその先にある。
ブナ林が美しいので途中まででも
足を踏み入れてみるといいかも。
のんびりと1日
秋の山を楽しんで駐車場に下山したら
その北に展望地があるので行ってみよう。
ここからは
思わず歓声が上がるほど、
女神山の美しい景色を見ることができる。
すぐ目の前が谷間になっているので
紅葉に染まる山が、
谷から起立する景観は見応えがある。
お決まりの
黒森山のおつかれ山チェアー。
座り心地最高〜!
本日もご参加ありがとうございます(^^)
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