【雪山装備】ワカンの履き方を丁寧に写真でおさらい

【雪山装備】ワカンの履き方を丁寧に写真でおさらい

軽いし安いし、取り回しもいいしで

冬山では割と活用度が高いワカン。

山スキーやスノーシューに比べると

雪への接地面積が小さいので

どうしても沈み込みは比較的深くなるが

手軽さと、急斜面も対応できる強みが

わたしとしては好み。

とはいえ毎年シーズンはじめは

いざ装着しようとして

あれ?どうやるんだっけとなる雪山あるある。

ということでシーズン初めの

自分の準備兼ねて、ワカンの履き方まとめ。

ワカンの履き方

1、前後を確認

IMG_7974.jpg

まずはワカンには前後左右がある。

前後の確認方法その1、

上の画像のように、やや上に反り返るタイプの

ワカンならこの反りがあるほうが前。

 

IMG_7975.jpg

前後の確認その2、

上の画像のようなヒモがあるほうが

後ろとなる。

2、左右を確認

IMG_7976.jpg
そしてワカンには左右がある。

上の画像の

この止め金具がある方が外側となる。

したがって上の画像の場合のワカンは右側用となる。

3、登山靴のサイズに合わせる

IMG_7977.jpg

ちなみにこのバンド↑

この紐は、ワカンの左右に渡された2本のヒモの

幅を調整するためのもの。

この2本のヒモに登山靴が乗っかるのだ。

自分の登山靴を置いてみて、

ちょうどいいポジションになるよう、

2本のヒモの幅を調整しておこう。

 

ワカンってぱっと見、ひもがわしゃわしゃで

もうそれだけで気持ちが萎えかけるのだが

それらの紐の存在意義がわかれば

自ずとカオスは収束するもの。

4、登山靴に装着

IMG_7978.jpg
登山靴をワカンの上に乗せる。

まあ、実際は登山靴を履いた自分の足を

置くことになるのだが

わかりやすいよう、画像は靴だけ。

①ワカンの後ろのヒモにかかとをはめる。

IMG_7979.jpg

 

②ヒモを靴の甲の上部に。

IMG_7980.jpg

③ヒモを踵内側の金具に通す

IMG_7981.jpg

④金具の内側からヒモを通してぎゅっと締める。

IMG_7982.jpg

⑤爪先外側の金具へヒモを通す。

IMG_7983.jpg

⑥爪先内側の金具にヒモを通す

IMG_7985.jpg

※石井スポーツ登山学校の天野校長より

ワカンの紐を金具に通すときは

内側からよりも外側から通すと、

より緩みにくくなるとの情報をいただきました。

どうぞお試しを!

⑤ぎゅっと締める。

IMG_7986.jpg

⑥紐を始点(踵外側)に持ってくる。

IMG_7987.jpg

⑦クリップみたいな金具に内側から通す。

IMG_7988.jpg

⑧ぎゅっとシメてクリップ状の金具で挟む。

IMG_7990.jpg

⑨金具の後ろ側にある穴に紐をくぐらす。

⑩さらにその後ろの四角い金具に通す。

IMG_7993.jpg

四角い金具を通したら紐を折り返して
さきほどのクリップ状の金具の後ろ側の穴にもう一度通す。

IMG_7995.jpg

 

11)余ったヒモの末端処理

IMG_7996.jpg
余った紐は邪魔にならないように
末端を処理して出来上がり!

 

IMG_7998.jpg
こんな感じ。

 

IMG_7997.jpg
割と簡単なもの。さあ、今年の冬も大いにコイツと遊びに行くべ。

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