りんご三山2024スノーイベントの2日目!
本日は真人山ワンピークのスノーハイキングだが
その山頂広場で
スノーマウント&ツエルト体験もできる。
スノーマウントというのは耳慣れないかもしれない。
これはちょうど横手のかまくらのようなもの。
雪山でビバークや、泊まる、休憩など
寒さから身を守るための
雪山をやるならぜひ覚えておきたいスキルだ。
雪洞を掘って
一夜を過ごす話を聞くことがあるかと思う。
スノーマウントは
この雪洞と同じ目的で作られるのだが
スノーマウントのメリットは、
次の通り。
1、雪が少なくても作れること。
2、雪洞を掘るよりも短時間で作れること。
山においてスピードは正義!
こちらの記事では
とっても簡易的な1人用を作っている。
興味ある方はどうぞ。
今回のイベントでは
3〜4人ぐらいが休めるサイズを作ってみた。
このように、
サイズを好きに調整できるので
一泊したいがテントではちょっと狭いかなと言う場面で、
テントなら決まった空間に
きゅうきゅうになって一夜を過ごすしかないが、
スノーマウントならば
スコップとそこそこの雪さえあれば
好きなだけ居住空間を作ることができるのだ。
りんご三山2024冬イベントレポ2日目
ワンピークツアー2日目の本日、
雪山歩きははじめて!というゲストも参加。
はじめて履くワカン。
雪の上を快適に沈まずに歩けることに
感激しながらいざ出発!
真人山はほぼ夏道コースの九十九折りで
雪山を登っていく。
全体に緩やかなので初心者にはおすすめだ。
標高390mと低山ながらも
ゆるやかに登るうちに
徐々に町並みは眼下に遠のいていく。
登山ならではのすがすがしい高度感が
こんな低山でも十分に味わうことができる。
三吉神社で増田の町を
かつての清原一族の気分で見下ろしたら
山頂へゆるっと進む。
あたり一面はナラ枯れの森ではあるが
それは同時にキノコの山でもある。
冬は冷凍ムキタケがある。
さっそく食べごろをゲットする「ゆぐたがれ」たち。
この時期は虫も入っていないので
下処理が楽なのだ。
冷凍されているぶん、旨みもぎゅっと。
三吉神社から20分ほどで山頂。
山頂にはよくみれば、こんなかわいい標識がある。
やや重めの雪だが
森の中を自由にスノーラン。
三吉神社前の広場に戻ってきた。
ちょうどりんご三山友の会シェフマッキーによる
豚汁もできた頃だ。
本日はニンニクの効いた塩味。
ほんのり味噌も。
うどんや餅も合いそうな絶品汁。
そしてりんごのワインコンポートは
のぶさんのお手製。
お腹もいっぱいになったところで
カロリー消費にとりかかる。
スノーマウント講師はのぶさん。
のぶさんはその昔、
雪山を始めたばかりの知り合いが
ひとりで雪山に入ってしまい
下山できなくなり
低体温症で亡くなってしまったという経験がある。
そのとき
スノーマウントなど雪山で体温維持のための
知識があれば助かったかもしれない、
と思ったそうだ。
だからスノーマウントの作り方を
なるべくいろんな人に覚えてもらいたいのだと言う。
スノーマウントの作り方は
YouTubeなどでもいろいろアップされているが
中には間違った作り方をしている動画もあるようだ。
間違った作り方でもできればいいのだが、
その作り方ではムダに時間と
労力がかかってしまうとのこと。
より簡単に早く労力少なくできなければ
雪山の厳しい環境では
場合によっては命とりだ。
1時間かからず4人ほどが快適に
過ごせる空間ができた。
6人入っても大丈夫!
さっそく
ドライりんご添え生姜甘酒で
ひといき。
2人ぐらいならほんと、広々。
中は静かで外の冷気からも遮断される。
山小屋やテントではマイナス10度でも
雪の中なら0度前後と比較的暖かだ。
スノーマウントは
雪の重みでかなり頑丈になる。
4人乗っても大丈夫!
帰りには必ず崩すのを忘れずに。
ツエルト体験も。
きょうは日差しもあったので
ツエルトの中はぽかぽかと暖かく
昼寝したくなる心地よさ。
ツエルトの底を割って
雪を掘ればこの通り、
居住空間が広がるし靴のまま入ることができる。
いろんな使い方ができるのが
ツエルトの良いところ。
そしてお決まりの
雪面ダイブ。
ふだんよりも近い青空。
暖冬の今年は
もうマンサクがほころび始めていた。
ご参加の皆様ありがとうございました!
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