25日の鬼子沢の剣滝つづき

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鬼子沢核心部に達した我々の続きです。
今野さんゴー
立ち上がったのはやまおやぢさん。
様子見でくるっすべ。
フェルトソールで滑りながらも
きれいなムーブで決めてくれました。
(写真は撮れなかったケドたらーっ

とりつき
倒木を慎重に渡っている模様。

そして丸太
そこ、行けるのねと下で見ながら安堵して
私はカメラを仕舞った。

もう少し
仕舞ったら!
Σ( ̄口 ̄;
次に見上げたとき、やまおやぢさま、
滝に突撃してるしー!。

滝アップ
「・・・・!!!!」
いつも冷静なT中さんが私の後ろで、まるで
増水した川の三角州に取り残された猫と化していた。
やだよやだよ~。と本っ当に嫌そうだ。

しばらく地図に書き込みしたりして、
やがてT中さんも動き出した。
アンザイレンで。とT中さんとザイルを結びあって
おやぢさんが突撃して行ってしまった滝に取り付いた。

ザイルで結びあうことで、互いに待ち時間は
おやぢさん以上に長く滝にさらされる。
深そうで寒そうな滝壺の上の倒木を、
フェルトソールで慎重MAXで渡り、
その間T中さん水を浴び続け、
次に私が水を浴びながら、T中さんが登るのを待ち、で進む。

さすがに11月間近の水は冷たくて
心臓が縮む思い。しかも息苦しい。
そして仕上げはおやぢさんが派手に突撃してた滝。
水圧ががんがんと頭と肩に重かった~。

修行
山のエネルギーを重く受け止め修行の滝を抜けると
頭上の岩陰に、済まなそうにやまおやぢさんが待っていた。
つい1時間前までのT中さん、
まだオレ濡れてないもんね~。
絶対、濡らさないもんね~。
と、得意気だったのに、
ついに三人そろって、ずぶ濡れトリオとなってしまった。
「プライドずたずた・・・」
笑い過ぎました。。すみませんイヒヒ
・・・でも、きのこがあるし!

でもきのこ
何故、やまおやぢさんは滝へ突撃したか、と言いますと、
途中、登りかけたところが
フェルトソールではちょいリスキーで、
下の滝壺には落ちたくなかったため
潔く、滝に打たれることを選んだのだそうだ。

「どっちにしろ濡れるどもな」
滝壺どぼんと、滝修行という究極の選択だったようだ。
その後の登りは、冷えた足が動かなくて
T中さんが濡れるのをイヤがるのも納得した。
それでも山用のインナーとアウターだったので
多少生乾きでも、極度に体温が奪われることはなかった。
修行の滝を同じ目線から。

修行の滝を横から
修行の滝の上から。

修行の滝上から
本日最後の滝となりました。

本日最後の滝
苔むした岩が美しいです。ここは右側を高巻き。


日向があったので体を温めついでに昼休憩となりました。
採ったキノコでキノコラーメン。
しみじみと温まりました。美味しかった!

ラーメン
ここでもう12時すぎ。ということで頂上突き上げはやめ、
P598の登山道めざして薮こぎすることで決定。
かなり~の急斜面。
登り300m近くの薮こぎだよ~。

やぶこぎ
バテましたとも!
フェルトは滑るし、必要以上に踏ん張って、腕力酷使して
やっとの思いで稜線まで1時間以上かけて登りましたとも!
けど、地図では尾根に付いている登山道が、ねんでね
T中さんは登山道探して、そのまま下っていったので
私とおやぢさんは尾根伝いに登ることとした。

「あった~?」
下からT中さんの声。
「まだ~」
おやぢさんの答え。
しばらくこのやり取りを繰り返し、
このままいくとそろそろP798だよな~。おかし~な~。と
なおも薮をこいで行くと
「こっち~」とT中さんが登山道を発見した模様。

せっかく登った急斜面を下りて行くと、キノコで
いっぱいの袋を持ったT中さんが登山道で待っていた。
あとでT中さんが書き込んだ実際の登山道を見せてもらったら
結構大きく尾根から南西へ登山道がずれていた。
「尾根にあるとセッピで危ないからな~」
という理由のようだけど、
我々、この登山道のほんの数m先をせっせと
薮こぎしてたんだよ~。くやしい~じゃない~。

ようやく登山道
下山後はユフォーレで温泉へ。
この良く晴れた週末に全身ずぶ濡れの小汚い我々に
カウンターの方の「?」な視線。

収穫
このあとは「あきた山の學校」の宴会に参加しました。
どっさりと7種類のキノコを、きりたんぽ鍋に参加させ
大好評でした~。
ムキタケ、美味しかった~。きりたんぽ、おいしかった~。
薪ストーブのはぜる音と、深夜まで尽きないの山の話。
素晴らしい夜でした。
F原さん、お世話になりました。

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