刈和野の大平山に続き、五座目の太平山は角館。
標高267m。前峰にテレビ塔がある。
各地域の見晴らしのいい里山が太平山になるせいか、
太平山のテレビ塔率は高い。
国道46号線沿いのローソンから、太平山を遠望。
8時30分ごろ、麓の林道へ。
立派な鳥居があるが、ここを潜ってお参りするための参道はなかった。
林道が出来る前は、おそらくここに道があったのだろう。
8時56分、林道脇に車を止めてスタート。
この林道、側溝が草に隠れて見えなくなっているので
通過時には要注意だ。
テレビ塔のおかげか、信仰のおかげか、
登山道は広く、キレイに刈り払われている。
ほどなく、小さな祠。
里山とはいえ、山深い森が広がり意外に非日常感を楽しむことができる。
登山道はゆるやかで、歩きやすい。
昨日までの雨のおかげで、きのこ街道となっていた。
初めてのキノコで名前は不明。
こちらも出たばかりできれい。
登山道は岩が出て来て、やや勾配を増す。
テレビ塔の立つ前峰を過ぎたところで、主峰(?)太平山が
見えて来た。
テレビ塔があるのは興ざめだなと思っていたが、
登山道からはこれらの建造物はあまり目に入らない。
むしろ、整備された登山道が気持ちよく、
リフレッシュできる山域だ。
またキノコ。イグチ系。
と、足元にかねてから見たいと思っていたアクシバの
1センチ足らずの小さな花を発見した。
9時36分、山頂到着。
小ぎれいに手入れされた社と、その正面に
三角点がある。
社の前方は見晴らしが良く、
のどかな田園風景が広がる。
通過する秋田縦貫鉄道の一両だけの電車を眺めながら
キンっと冷えたノンアルビールをグイっと。
蒸し暑い日の炭酸系は格別。
と、またキノコ。出始めなのでぴっかぴか。
こちらはノギラン。
葉っぱがロゼット状にくるりと丸く広がる植物は、
他の植物と競合しない立地でないと生育しにくいそうだ。
確かにこのランの周りは他の植物の群落もない。
下山時に登山道を逸れて、テレビ塔を見物。
太平山山頂と違って見晴らしはなかった。
10時30分、下山。
蒸し暑い日でとにかく汗を流したく、田沢湖芸術村の温泉ゆぽぽへ。
600円と高かったが、空いていて快適だった。
太平山ハントではなぜか麓でそばを食べる私。
本日は、角館の野の花庵で、きりっと冷たい肉そば。
地鶏のダシが効いていて、山で一汗かいたあとには特に格別だ。
地鶏ならではの硬い肉だが、噛むほどにブロイラーにはない甘みが出てくる。
そのあとはババヘラアイス。
さっぱりしていて、おいしい。
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