2018年11月28日 山の植物への興味の持ち方~その1コンプ欲

2018年11月28日 山の植物への興味の持ち方~その1コンプ欲

登山を始めてしばらくは
植物なんぞまったく眼中になかった。
ブログの中でも
「黄色い花」
「エイリアンみたいな花」
「ほわほわの白い花」
といった調子でそこには植物への
愛着のカケラもない。

だが、一緒に登る仲間が通りすがりに
ミヤマオダマキだの
タチツボスミレだの
ツルアリドオシだのと
さらりと説明するのがかっこ良く
その様子は、難所の通過で
的確な判断を下すのとはまた違う、
山慣れた余裕を感じさせた。

登山歴も長くなると、いつのまにか
わたしも、ふつーに花の名前を
ずいぶん覚えたが、
やっぱり興味を持ち始めてから
がぜん、覚えるスピードが違ってくる。

私の場合はたまらなく好きなのが
「雌雄異株」。だって、同じ植物で
2種類あるのだからオタク心の
コンプリート欲を刺激する。

漫然と花に出会うのではなく
捜索モードが入るのだから、
確実に花の名前を覚えるのだ。


こちらヒメアオキの雄花。
ヒメアオキは林床でよく見かける花で
とても小さい地味なヤツ。


こちらが雌花。雄花より地味で小さい。


山でよく見かけるヤマハハコ。こちらも、


雄花と、


雌花がある。
小さいのでコンプの喜びもひとしおだ。

他にも山ではホソバイワベンケイ、
ガンコウラン、フキノトウなどなど。

里で身近な植物では
街路樹のイチョウ。実をつける雌株は
独特の匂いが秋に立ちこめることになるので
雄株を選んで植えられるようだが、
たまに雌株が混じっていたりする。

ハナイカダやツルウメモドキも。
来シーズンには雌雄異株コンプ登山、
いかがでしょ?

花の名はカテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。