2019年7月7日 小又峡さんぽ

2019年7月7日 小又峡さんぽ

小又峡は森吉の奥、ヒバクラ登山口への
林道を過ぎたところにある。
紅葉シーズンは賑わうが
それ以外はいたって静か。
初夏の涼風を求めて久々に訪れた。

ここまでの林道では運がよければ
まだ若いクマを見ることができる。

駐車場そばにあるレストハウスで
遊覧船チケットを購入。
1500円で往復。往復しなくても1500円。
10分ほど、森のなかをくだって
船着場に到着する。

小又峡は、遊覧船で太平湖を
渡って行くのだ。約25分の湖上の旅。

船はだいたい1時間ごとに出る。
朝一番の船にはお客さんは私ふくめ
3組ほど。贅沢な船旅。

船内にいるのももったいない。
船のデッキで風を受けていこう。

船旅の醍醐味は
ブラタモリ的、地形萌え。
みごとな柱状節理。これは約100万年前の
溶岩が急速に冷えてできた景色。

途中で船が減速して見せてくれるのが
突撃!クマさんのベッドルーム拝見!
クマが冬眠に使う穴を見せてもらえる。

柱状節理の地形は
終点近くになると別の地形に入れ替わる。
上の画像、境目が見えるだろうか?
約100万年前の溶岩と入れ替わって見えるのは
さらに古い200万年前の地形。
つまり、新しいほうの溶岩はこのあたりまで
到達したが、その先へは行けなかったようだ。

柱状節理は見られなくなり
一枚岩のナメになる。
小又峡を作る岩盤だ。
新しい溶岩がもしももっと多かったら
小又峡も飲み込まれていただろう。

森林鉄道の跡。
これを過ぎれば終点だ。

太平湖はダム湖なので
水面が上下する。
岩肌に、水面跡らしき白いライン。

船を降りたら、いざ小又峡散策。
ゴールは三階の滝だが、
そこまでの過程も見どころが多い。

タチギボウシかな。

岩肌にモウセンゴケがたくさん。

モウセンゴケの可憐な花。
誰も気がつかない。

夏を告げるキンコウカも咲いている。

小又峡の見どころ、
ナメ床の沢。

その底にある甌穴が
ユニークで見飽きない。

途中にある鈴はたぶん
クマよけ。せっかくだから鳴らしていこう。

甌穴のわきを
石を伝って渡って行く。

ガマ淵にある小滝。
近くまで行ける。

ダイモンジソウも咲きはじめている。

あの階段で沢を向こうへ渡る。

広い沢床に甌穴を眺めながら。

甌穴は、沢のくぼみにハマった石が
水の力でくるくるをそのくぼみを
削ることでできるそうだ。
甌穴の底に溜まる、甌穴の作者たち。
作者たる石もまた、丸く削られている。

穴滝。
もともと甌穴だったのが
底に穴があいてユニークな滝になった。

このコースには
ノロ川への縦走路が分岐する。
ほぼ廃道に近い。

化の堰。ここも見どころ。
このゴルジェを鳥が水面すれすれに
飛んで行って気持ち良さそうだった。

コースはこのゴルジェのすれすれを行く。

だいたい40分ほどで三階の滝だ。
誰もいないのはラッキー。ゆっくり眺められる。

雪解け水を集めて
水量が多くて迫力だ。
写真じゃその迫力が伝わらないので
ぜひ見に行って欲しい。

のんびりと来た道を引き返し
ふたたび船へ。
船から餌がばらまかれて湖面に
魚が集まってきた。
それを狙うのかカワセミも
目も覚めるような青い翼を
見せてくれた。

レストハウスで一休み。
ここからは森吉山が一望できる。
右に一の腰、真ん中に森吉山山頂、
左にヒバクラ岳。
ヒバクラと一の腰は外輪山で
この山腹の斜面から、大昔の森吉山の
山容を想像できる。
キンと冷えた赤しそジュースを飲みながら。

山歩きの記録カテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。