下りが苦手、という人におすすめ!ぜひ持っておきたいアイテム。
スベるのが怖いのは芸人や受験生に
限った話ではない。
山登りだってスベるのが怖い。
だからこそ、
下山が苦手、という人は多いと察する。
山を歩き慣れた人でも、雨だったり
半端な積雪だったりすると、
急な斜面では滑りやすくって
怪我のリスクも高まる。
どう安全に下山するか、については
自分ひとりならばまだしも
お客さんをご案内しているときなどは
登りよりも悩ましい課題のひとつ。
で、安全に降りるためのアイテムあれこれ
まとめてみたよ。
ロープでさくさく懸垂下降する
慣れると何かと重宝するのがロープ。
写真のロープは8ミリの50mだが、
20mでも持っていると急斜面の下りなんかで
結構、使える。
雨やみぞれで滑る急登などでは
これ以上になく頼もしいアイテムだ。
しかし、そもそも問題は
使い慣れていないと逆に危険だったりもする。
なので誰もが
手軽に使える神アイテムとしましては、これ。
モンベルのリバーシブルグリッパー。手放せないぞ
モンベルのリバーシブルグリッパー。
2,640円(税込)。
下りも怖いけれど、濡れた木道、
あれも怖い、という人に熱く推したい。
きっと世界が変わる、ってほど
楽チンになることだろう。
ピンが装着されていて、こちらの面を
使えば、スパイク長くつのような性能が
手軽に手に、いや足に入る。そういえば
昔、源太ケ森だったかの泥の急登対策にと、
スパイクゴム長靴を背負って
登ったことがあったっけ。
これさえあれば、もう長くつを背負って
いく無駄ともおさらばだ。
そして山屋の琴線に触れるまごころ機能が
これ。
裏返せばザラザラ面がある。
これ、木道歩きフォーメーション。
しかもモンベル、これで終わらせない。
このザラザラ面、強力なマジックテープで
貼り付いているので、
ザラザラが摩耗してきたら
この部分だけ取り替えられるのだ。
さすが日本をわかってらっしゃる。
ためしに金峰山の急登で使ってみた。
サイズはフリーなので、
どんなサイズにも装着できる。
結構、きつめなので柔らかい運動靴だと
圧迫感があるかも。
たかが数ミリの突起のピンなのに
なにこのグリップ力。
スパイク長くつを履いた時のような
圧倒的な安心感。もう
ロープ、要らないわ。
どこだって下れる気がしてならない。
木道ではまだ試してないけれど、
これは一個あると下山でラクできるわ。
その他滑り止め一同に集めてみた。
デカイ方からガチ山アイゼンの12本爪、
夏の残雪に軽めの6本爪、
沢屋必須アイテムかもなチェーンスパイク 、
軽アイゼン。
入れ物から出すと、こう。
とっても使えるチェーンスパイク
モンベルのチェーンスパイク 。
雪用なのだろうが、軽いので
今では沢登りの下山で、沢シューズに
装着したり、高巻きのときに装着したりと
買って損はない秀逸アイテムらしい。
歯もこんな10ミリ程度なので、
残雪でどこまで有効かはなんとも
わからないが、
沢シューズに装着して下山したときは
今までの苦労がなんだったのかと
ショックを受けるほどに快適だった。
植生を傷めないように気をつけながら、
が前提となるが、
下山が苦手な人なんかにも
おすすめできる。
軽アイゼン5本爪
もう売っているかわからないが、
買ってから一度使ったが
使えなさすぎた。
がちっと凍ったような残雪では
こんなツメじゃ論外だし、
さりとて、腐った雪だと
そもそも歯が雪に届かなすぎて。
かわいいんだけどな。
6本詰アイゼン
むかし、12本爪しか持ってなくて
鳥海山の夏山にもあの重たいのを
背負ってったことがある。
これなら、軽いし、フリーサイズなので
誰かに貸すこともできる。
爪サイズは、チェーンスパイク よりも
だいぶしっかり大きい。
ただ、まだ使ったことがないので
熱く推すに至らない。
装着はワカンなんかとおんなじ。
12本爪のアイゼン親分。
前刃があるのが
これまで紹介したアイゼンの類との
違いのひとつ。
雪山、残雪期、頼もしいったらない、
頼れる切り込み隊長だ。
歯のサイズだって、ガチ。
食い込んでやるぜ、登ってやるぜと
登る気まんまん。
わたしをゴールデンウィークの
奥穂へ連れてって!
おう任しときな!
重いけどな。
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