下りが苦手、という人におすすめ!ぜひ持っておきたいアイテム。
スベるのが怖いのは芸人や受験生に
限った話ではない。
山登りだってスベるのが怖い。
だからこそ、
下山が苦手、という人は多いと察する。
山を歩き慣れた人でも、雨だったり
半端な積雪だったりすると、
急な斜面では滑りやすくって
怪我のリスクも高まる。
どう安全に下山するか、については
自分ひとりならばまだしも
お客さんをご案内しているときなどは
登りよりも悩ましい課題のひとつ。
で、安全に降りるためのアイテムあれこれ
まとめてみたよ。
ロープでさくさく懸垂下降する
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2521.jpg)
慣れると何かと重宝するのがロープ。
写真のロープは8ミリの50mだが、
20mでも持っていると急斜面の下りなんかで
結構、使える。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/DSC03837.jpg)
雨やみぞれで滑る急登などでは
これ以上になく頼もしいアイテムだ。
しかし、そもそも問題は
使い慣れていないと逆に危険だったりもする。
なので誰もが
手軽に使える神アイテムとしましては、これ。
モンベルのリバーシブルグリッパー。手放せないぞ
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_2520.jpg)
モンベルのリバーシブルグリッパー。
2,640円(税込)。
下りも怖いけれど、濡れた木道、
あれも怖い、という人に熱く推したい。
きっと世界が変わる、ってほど
楽チンになることだろう。
ピンが装着されていて、こちらの面を
使えば、スパイク長くつのような性能が
手軽に手に、いや足に入る。そういえば
昔、源太ケ森だったかの泥の急登対策にと、
スパイクゴム長靴を背負って
登ったことがあったっけ。
これさえあれば、もう長くつを背負って
いく無駄ともおさらばだ。
そして山屋の琴線に触れるまごころ機能が
これ。
裏返せばザラザラ面がある。
これ、木道歩きフォーメーション。
しかもモンベル、これで終わらせない。
このザラザラ面、強力なマジックテープで
貼り付いているので、
ザラザラが摩耗してきたら
この部分だけ取り替えられるのだ。
さすが日本をわかってらっしゃる。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/DSC00078.jpg)
ためしに金峰山の急登で使ってみた。
サイズはフリーなので、
どんなサイズにも装着できる。
結構、きつめなので柔らかい運動靴だと
圧迫感があるかも。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/DSC00079-1.jpg)
たかが数ミリの突起のピンなのに
なにこのグリップ力。
スパイク長くつを履いた時のような
圧倒的な安心感。もう
ロープ、要らないわ。
どこだって下れる気がしてならない。
木道ではまだ試してないけれど、
これは一個あると下山でラクできるわ。
その他滑り止め一同に集めてみた。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1601.jpg)
デカイ方からガチ山アイゼンの12本爪、
夏の残雪に軽めの6本爪、
沢屋必須アイテムかもなチェーンスパイク 、
軽アイゼン。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1604.jpg)
入れ物から出すと、こう。
とっても使えるチェーンスパイク
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1605.jpg)
モンベルのチェーンスパイク 。
雪用なのだろうが、軽いので
今では沢登りの下山で、沢シューズに
装着したり、高巻きのときに装着したりと
買って損はない秀逸アイテムらしい。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1608.jpg)
歯もこんな10ミリ程度なので、
残雪でどこまで有効かはなんとも
わからないが、
沢シューズに装着して下山したときは
今までの苦労がなんだったのかと
ショックを受けるほどに快適だった。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1609.jpg)
植生を傷めないように気をつけながら、
が前提となるが、
下山が苦手な人なんかにも
おすすめできる。
軽アイゼン5本爪
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1615.jpg)
もう売っているかわからないが、
買ってから一度使ったが
使えなさすぎた。
がちっと凍ったような残雪では
こんなツメじゃ論外だし、
さりとて、腐った雪だと
そもそも歯が雪に届かなすぎて。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1616.jpg)
かわいいんだけどな。
6本詰アイゼン
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1611.jpg)
むかし、12本爪しか持ってなくて
鳥海山の夏山にもあの重たいのを
背負ってったことがある。
これなら、軽いし、フリーサイズなので
誰かに貸すこともできる。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1613.jpg)
爪サイズは、チェーンスパイク よりも
だいぶしっかり大きい。
ただ、まだ使ったことがないので
熱く推すに至らない。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1610.jpg)
装着はワカンなんかとおんなじ。
12本爪のアイゼン親分。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1617.jpg)
前刃があるのが
これまで紹介したアイゼンの類との
違いのひとつ。
雪山、残雪期、頼もしいったらない、
頼れる切り込み隊長だ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1619.jpg)
歯のサイズだって、ガチ。
食い込んでやるぜ、登ってやるぜと
登る気まんまん。
わたしをゴールデンウィークの
奥穂へ連れてって!
おう任しときな!
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/06/IMG_1620.jpg)
重いけどな。
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