平鹿町醍醐のふる里の山、金峰山。
近いのと雪山でも駐車スペースがあるので
年中(真夏を除いて)ぶらりと登る山だ。
今年の初夏、その金峰山の
表参道側の入口に、表参道パノラマコースと
書かれた手作りの標柱を見つけ気になっていた。
天気のイマイチな週末、
雨があがったところを見計らって
その新ルートを探検してきた。
ルートはこちらヤマップでどうぞ。
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その標柱がこれ↑。
あっぷるロードから爺杉に下りていく途中に
これがいつからか立ってあった。
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このパノラマコースが使えるなら、
金峰山登山がより充実するかもしれない。
りんご園の作業道を使うよりは
だいぶ登山らしさがあるだろうし。
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標柱から入ってすぐ急登が始まる。
危険箇所は特にない。
随所にピンクテープも付けられてある。
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足元にはクリの実がたくさん。
この尾根のすぐ西はりんご園だし
クマがいてもおかしくはないかも。
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道の状態は、新しいだけあって
草が被ったところも少なく。
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パノラマコースというからには
樹林帯ではあるもののときどき
平鹿平野が展望できる。
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もうそんな季節か。
ムキタケが営業開始。
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あまり歩く人も少ないからか
途中途中ででっかい蜘蛛が待ち構えている。
巣を壊すのも気の毒なので
いちいち迂回しながら進む。
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なんと、りんご園に出てしまった。
いいのだろうか。怒られやしないだろうか。
通っていいものか躊躇ったが、
登山道を示すピンクテープは、
人ンところの畑だろうがお構い無しに
不安な登山者をりんご園へ誘う。
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やがてりんご園を抜け、古い作業道へ。
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目の前に金峰山が現れた。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/10/12-2.jpg)
西にはパノラマコースの名前通りの
展望がひらけている。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/10/13-2.jpg)
もともとりんご園だったのだろう。
すでにりんごの木も切られている空き地には
日当たりの良さに草が進出してきているが
数年で、トチノキやキリ、ホオノキなんかが
成長していくんだろうな。
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いつもの作業道に出て、
パノラマコース終点。
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ここからはいつもの道。
両脇にはススキの背が高く、
草むらに寛いでいた野鳥が
わたしに驚いて、次々に飛び立っていく。
深い草むらにはところどころ
獣道らしい踏み跡がある。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/10/16-2.jpg)
いつもの金峰山取り付き。
まあ、今日は雨も降りそうだしここまで。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/10/17-2.jpg)
登山道は紅葉が始まっていた。
カステラと麦茶で一休み。
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帰りは、いつもの作業道を通っていこう。
この道の先の稜線が、登りで使ったルート。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/10/19-2.jpg)
元りんご園のこちらのルートは
日当たり良好につき
先駆種の樹木が絶賛成長中。
こちらのキリ。まあ葉っぱの大きいこと。
花嫁ダンスの材になるのも
材質の良さもさることながら、
先駆種というだけあって成長が早いことも
都合がよろしい。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/10/20-2.jpg)
こちらはホオノキの実。
これも先駆種。伐採などがあって
森が明るくなるといち早く成長する。
パノラマコースと作業道コース、
植生の違いを見ながら歩くのもまた一興。
・・・というかマニアック。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/10/21-2.jpg)
そしてもうひとつ確認したかったのが
こちら。
林道脇にある建物。
トタンだし、扁額もないから
なにか作業小屋だとばかり思っていた。
しかし、その傍にある立派な杉の木や
背後にある滝。
このロケーションで単なる作業小屋ではあるまい。
きょう、改めて見てみたら神社だった。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/10/22-2.jpg)
じつは、いつも登山のときに
車の駐車にご協力いただいているゆっぷるの
支配人さんから、こんな古い図を見せてもらった。
ゆっぷるの事務室にあるからと
以前、金峰山の歴史についてお話を
伺った山田さんから連絡をもらい
この図を見せてもらったのだ。
距離感はめちゃくちゃだが
さきほどの写真の謎の神社、
たぶん、位置的に不動瀧。
里山歩きはこうしたパズルのピースが
突然、一枚の景色を見せ始めるから面白い。
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