
保呂羽山は秋田県横手市にある、里山で標高437.6m。
山頂付近には波宇志別(はうしわけ)神社が祀られ、山頂は二等三角点がある。
歴史ある山でもあり、その豊かな自然環境は県の自然保全環境地域にも指定されている。
その気になれば、取り付きから1時間たらずで登れるのだが、季節は春。
のんびり時間をかけてこの美しい季節を楽しみたい。
ここ数年ではこの山は、オオミスミソウやイワウチワなどスプリングエフェメラルが見られる低山として、人気が高まりつつある。
ピークハントだけではもったいない。

出発は保呂羽山少年自然の家から。
登山口までの道は、舗装されているのだが春先は倒木などもある。
若干遠くなるものの、この自然の家をスタートとするのがおすすめ。
何より、自然の家では快く駐車させてくださるし、トイレも貸してもらえる。
そして登山届も。

少年自然の家から、保呂羽山へのコースはとてもわかりやすく整備されている。
40分か50分ほど、なだらかな尾根をぶらぶらと行く。
本日は、コシアブラが食べごろ。
そしてクロモジの花はじめ、ウリハダカエデ、タムシバが見頃を迎えていた。

車道に出れば、登山口はすぐ。
ヤマザクラが満開。
この車道脇には、登山者向けに駐車場がありなんとバイオトイレまである。
すでにトイレは雪囲いも撤去され、オープン。

車道から10分ほどかけて登山口へ。
途中、春紅葉に装う保呂羽山が!

ここまででもだいぶ春の野山を満喫したが、はい、ここからが登山道です。
登山道はきれいに刈り払われ、不明瞭なところもない。

登山口からすぐ、駕籠立場。
保呂羽山は、かつての秋田の藩主佐竹氏の信仰も厚かった。
ここはその佐竹氏が参詣に訪れた際、馬を降りて歩きはじめる場所とのこと。
では、われらも参ろうぞ。

ほどなくして、普賢堂。
かつては女人禁制の山。女人はここまでしか登ることができなかった。
乙女チックポーズでね、とガイドの無茶振りに二人ほど応える図。

さて、普賢堂からすぐみなさんからどよめきの声が漏れる。
ここ登るの?!
はい、ここからが保呂羽山修験の山の真骨頂かつ、面白いところ。
聳り立つ山腹をぐいぐいと登っていく。

途中に石が折り重なった場所があり、子守石。
むかし、子守りに夢中になった女の人が知らず禁を犯してこの山を登ってしまったところ、神の怒りに触れて石にされたという伝説の場所。
登りながらみなさん、こんなきっつい登りでよくぞ子どもを背負ったまま「知らず」登ったもんだ。
などと伝説の彼女に呆れながら、ふうふうと登っている。

急登が終わるとなだらかな痩せ尾根。
ここは一夜盛り。
秋田藩が境界を広げるために一夜で土を盛り作ったのだとか。

痩せ尾根からは見事な森の景色が眼下に広がる。

痩せ尾根の先に、巨大なダチョウにも似た景色は「岩割の木」。

神社到着。
お疲れ様です。
写真のみなさんのこのポーズは、少年自然の家の思い出話で出てきたキャンプファイヤーのマイムマイムポーズです。

神社前に、見頃のオオミスミソウ。
よかった〜。
これを見るために登る山でもあるしね。
と、ガイドは花があってホッとしているのだが、当の皆様は
オオミスミソウについては反応が薄かった(^^;

マイムマイムを踊る我々を見下ろすは、神社の四天王?
さすが由緒ある神社で、彫り物など見事でした。

お昼を済ませたら、野点の時間。
黒煉と胡麻煉の重菓子と、今日のお薄のお茶銘柄は小山園の小倉山。
お値段も手頃な割に、バランスがよくて私の定番。

のんびりとランチと抹茶タイムを楽しんだら、さて山頂へ行きますか。
はい。
山頂は神社から少し行ったところなんです。

途中、展望がある。
鳥海山が見られるはず。。。
本日は、あいにく営業外なようでした。

二等三角点の山頂です。
地味な山頂すぎて、通り過ぎるところでした。
三角点を指差して山頂アピールしながら記念撮影。

山頂から先は、かなり急だが、シーズン中はここ一帯がオオミスミソウの群生地。
今年の花は早く、この斜面にはもう葉っぱが残るばかり。

途中、ロープもある。

急斜面が終わると、モフモフの木。
ふかふか〜。
こんなアクロバッティな生え方をする木はたいてい、ミズナラだ。
日差しを求めて彼らは見栄えなど気にせず、好きに伸びるのだ。

やがて、伐採地に出る。

お、鳥海山が今頃出てきた。
伐採地は、展望もよいので、この時期はツタウルシにさえ気をつければここでランチでも良さそう。

しかも道順はこのように、丁寧に記されてある。
こちらの道は、地形図には記載がないが、地元の小学生も課外授業で登る山でもあるせいか、とても丁寧に道順が記され、整備が行き届いている。

きょうのお花。シュンラン。

久々にお会いできました。
ザゼンソウ。
ご参加ありがとうございました(^^)
いい山でしょ。



