「今日はマジモードだよ~」
登山口で長靴に足を入れかけていると、
ハンマーやらヌンチャクやら揃えながら、
楽しそうにT中さんが言う。
まじっすか!慌ててフェルトソールの沢靴にチェンジ。
本日は、T中さん、やまおやぢさんと私の低血圧トリオで
太平山鬼子沢で今年の沢納め。
「中級コースかな」と言われてて若干おののいていたが
「T中さんマジモード」で緊張してきた!
一般ルートをてくてくとやってきてこの滝に出る。
こっから沢登りのスタート。
おお! ムキタケだ!のっけから足取りが緩んでしまう。
本命のマイタケもイケルか??って
本日の本命は沢なんですけど。
と、しばらく進んでこじんまりとしたゴルジュ。
夏なら気持ちよく泳げる深さだが
今日は落ちたくない~と岩にしがみついてたが、
結局巻くことに。
巻くって言っても私にはまだまだ大変。
笹やら木の根っこやらにしがみついて登る。
フェルトソールが滑るんだ、これがまた。
やがて、本日の私にとっては一番難儀した滝出現。
滝と滝壺の上に2本の倒木がある。
他に行けそうなルートもなく
この倒木を使うことになった。
フェルト靴はコレ、苦手。
最初、地下足袋のT中さんが登りきり、
ザイルで確保しながら登る。
なんとしても滑るし、下には滝壺が口を開けてるし、
とにかく倒木にしがみついてジリジリと登りきった。
ラストにおやぢさんが華麗に倒木を登ってきて無事クリア。
・・・そして、きのこ。
やがて大きな滝が見えてきた。
歓声があがる。いよいよ核心部です!
・・・けど、きのこ。
山の神様が先へ進むのを拒んでる~なんて、
緩みきった顔で言われても。
ば~ん!
20mはあるよ~。
T中さん、おやぢさん、うれしそうだよ。
わたしもうれしいよ。滝の飛沫が細かく飛んでくるよ~。
トップはT中さん。
ひょいひょいと、軽やか。
私はトップロープ+おやぢ様のフォローという
いたれりつくせり状態で生岩を楽しむ。
室内クライミングと基本は同じなはずなんだけど
いざとなると、体が岩に密着状態。めちゃくちゃ。
けど楽しい。
登りきった滝を見下ろす。みてみて~20mの滝は初で、
うれしい。
そしてまたまた大きく出現。
さっきの滝も見事だったけど、今度もきれいな滝。
水が中程よりやや上で勢い良く跳ねていて、
さらにその下の段で
跳ねていて迫力がすごい。
またしてもT中さんトップで、ひょいひょいと進み、
私はトップロープで。
岩はしっかりしてて、無理だと思ってても
T中さんに言われて
手を伸ばせば気前いいガバがあり、登りやすい。
もう、気分はいっちょまえ。
つくづく、なんて楽しいんでしょ。
きのこも大収穫、
滝も大収穫、低血圧トリオ、ほくほくです。
そしてついに!きたよ、きたよ~!
どお~するの~。コレ。
こんな複雑な滝、もちろん、わたしは初めて。
しばらくT中さん、おやぢさん作戦タイム。
途中まで行けたとして、
その先がどうなっているのかここから見えない。
高巻きもできそうなんだけど「しょっぱそう」なんだそう。
「わ~キレイ~。すげ~」
お気楽すぎだよ、じぶん。
きっと彼らは突破できるとして、問題は私なんだよなあ。
とはいえ、本日の私はでっかいザックを見込まれて
きのこ担当。私ができる範囲の重要な役割を担ってます。
そして、このあとの展開を
きっと私は忘れない(T_T)
ひとまず
明日につづく、です。
本日のブログ体力、ここまで。
ど~も~、低血圧トリオCのおやぢです(笑)
鬼子沢行&山の学校秋祭りお疲れ様でした。
んで、そのあとの「きっと忘れられない(T_T)」のワケを作ってしまい申し訳なかったダス(笑・・えないか)
張本人は帰宅後も夜も早めに休んだのにやや不調で一日寒かったです。
これに懲りずにまた3低トリオでご一緒しましょう(笑)
倒木を加齢に登ったおやぢより。
おやぢさまのおかげで
一生ものの思い出が出来ました。
笑えます。笑い過ぎました。腹筋が痛いです。
不思議と私は風邪の兆候もなく
本日はむしろ絶好調で仕事してきました~。
やっぱ修行後はチガウ。
3低トリオ、次はドコに突撃しましょうか!
本荘山の会事務局こんのです。おやぢでない方(ほう)の。
おやぢさんのページから飛んできました。
次回も楽しみ~♪(昼休みの書き込み)
こんの様、はじめまして~。
今回の山行では
本荘山の会の突撃隊長をお借りしました。
おかげさまでとても思い出深い経験が
できましたので、良しとします。(^ー^)
もちろん初心者の私の
フォローもしっかりしていただき感謝です。
逸材ですね。(ヨイショっと)