所属する山岳会の雪山始めは
初冬の馬場目岳のきりたんぽもしくは
だまこ鍋で幕が開ける。
コースタイムやルートは
こちらのYAMAPでどうぞ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03615.jpg)
朝七時にクアドーム前に集合し、
太平山の旭又登山口へ。
駐車場のトイレはもう閉鎖されている。
この道も、積雪で通れなくなる。
だいたいこの時期が
馬場目岳への旭又からのラストチャンス。
8時ごろに出発する。
念の為ワカンを携行。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03618.jpg)
天気予報では雨マークもちらついていたが
むしろ青空と日差しが見えている。
風もなく天気はおだやか。
登山口では初冬の寒さに体がまだ
慣れておらず、
ついつい厳冬期以上に着込んだが
馬場目岳の急登が始まるともう
暑くてすぐに衣類調整。
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出発前、クマはもう冬眠したかどうか
話題となったが
答えは割とすぐに登山道を
横切っていた。
冬眠するにはここ数日、
やや気温が高すぎたかも。
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ムシカリの冬芽が
雪合戦スタンバイ中だった。
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馬場目岳の登山道は
登山口で標高約300M、
標高940Mまでひたすら急登が続く。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03625.jpg)
赤倉分岐、ここで標高940Mくらい。
登り一辺倒の急登もここでいったん
緩む。
本日の入山者は我々8人と
後から追い越していった男性二人の
2パーティ。
ここまで標高が上がると
さすがに気温が下がる。
薄手のグローブから防寒テムレスに
切り替えた。
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赤倉分岐からしばらく
山腹をトラバースして主稜線に乗る。
コルから再び急登を90Mほど
標高を上げ、小さなアップダウンを
越えていくと、
途中から馬場目の避難小屋が見えてくる。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03632.jpg)
山頂直下、急に視界がひらけて
南に奥岳がかっこいい。
木々は霧氷で銀細工のよう。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03637.jpg)
ちなみに赤倉分岐から奥岳まで
縦走できるが、わたしはまだ試してない。
あの稜線を越えていくのだ。
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小屋がもうすぐ。
予定では12時到着だったが
まだ10時30分を少しまわったくらい。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03643.jpg)
山頂記念写真。
今年は夏に沢から上がって
2度目の馬場目岳だ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03647.jpg)
わりと近くに森吉山。
阿仁スキー場がよく見える。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03641.jpg)
男鹿半島もくっきりと。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03648.jpg)
さて鍋だ。
先に到着した二人の登山者と
入れ違いに小屋に入る。
もう雪囲いで窓が塞がれているので
中は真っ暗。
ランタンを持ってきたが、
窓の囲いはすぐに外すことができたので
鍋の間だけ囲いを外させてもらう。
もちろん、下山の際には
雪囲いを忘れなく。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03649.jpg)
冬季はガスは火力がどうしても劣る。
サイトウさんのストーブは
灯油が燃料なので、かなり心強い。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03650.jpg)
鍋奉行が数人、鍋に取り組むかたわら、
ハシヅメさんがスイーツ奉行となる。
ドンキで見つけたという
ホットケーキミックス。
袋のなかに材料を入れて
もんで生地ができるという、
すぐれもの。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03652.jpg)
ビジュアルが五平餅のようだが
パンケーキ。ちょっとお焦げ。
今回はプロトタイムとのことで
次回、完成版を作ってくれるとのことだが
山で漂うバターとパンケーキの
甘い香りはなかなかリッチな気分。
しかもシロップとあんこチューブまで
あって、おコゲながらも美味しかった。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03657.jpg)
そうこうしているうちに
だまこ鍋完成。
山の鍋らしく、コッフェルが
お玉がわり。
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ムトウ氏の道具はいつも
独自のこだわりがある。
だまこ鍋を曲げわっぱで。
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ノンアルビール8本を
背負ってきたのはイトウ氏。
サプライズで出てきたときはびっくり。
山での炭酸飲料はことのほかうまい。
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鍋は3回作って全部完食。
いつもながら極上の材料を
気心の知れた山仲間と食べるのは楽しい。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/11/DSC03662.jpg)
半端な着雪と落ち葉の
ミルフィーユ登山道はことのほか
滑りやすい。
それでもさくさくと下って
14時30分には下山完了。
あとは雪山本番を待つばかり。
ごちそう山!
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