2018年7月14日 和賀~真昼岳のマイナー縦走路踏破

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2週間前の風鞍~川口県境分岐縦走に

引き続き、和賀岳~真昼岳のマイナー縦走路の

残りのひと区間を歩いてきた。

 

今回の行程で、

北は羽後朝日から、南は女神山までの

稜線、全踏破となる。

この大縦走路、地形図には記載はないものの

時折、藪に飲まれながらも

稜線上に登山道がつけられてある。

 

この区間で最もマイナーなのが

甲から峰越林道の稜線で、

数年おきに刈り払いはあるのだが

なにしろ歩く人が少ないこともあって

随所での藪こぎは必須となる。

残雪期などは特にルートがわかりにくい。

 

ちなみに全ルート細切れ記録ーーーーーー

羽後朝日岳へ部名垂沢

沢尻岳~羽後朝日

高下岳口からモッコ

甘露水から和賀岳

高下口から和賀岳~高下岳

薬師岳から甲山

沢尻岳から高下岳

中ノ沢岳から風鞍

風鞍から川口県境分岐

峰越から音動岳~、真昼岳分岐

真昼岳分岐から真昼岳

兎平から真昼岳

善知鳥から女神山

六郷から女神山

女神山周回コース

 

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クルマは一台を川口渓谷にデポ。

もう一台で峰越林道へ。

天気はあいにくのガスだが

暑いよりはいいかと、8時出発。

 

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真昼岳への登山道を背に、

鹿の子山の方面へ。

標柱は立派だが、この先

本日歩いた限りでは登山道は

草が被っている。

 

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最初はザレ地を。

 

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コケの類。

 

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ザレ地を過ぎると足元には

ツルアリドオシが見頃だった。

花弁の縁がほんのりピンク。

 

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登山道は徐々に藪に。

見失うほどではないが

足元は全く見えない。

 

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見晴らしの良さげな稜線に出るも

このガスでは・・・。

数年前に偵察でこの辺まで来た時は

延々と和賀岳方面へと

アップダウンの稜線が続いていて

戦意を削ぐのだった。

 

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登山道をヨツバヒヨドリが占拠する。

この藪道で足元が見えないまま急な

下りを200mほど下るのだ。

下りとはいえ時間がかかった。

 

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標高が下りようやく樹林帯に入ると

草の勢いも減退し

だいぶ歩きやすくなる。

 

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8時24分、

切り通しのような地形に出る。

どうやら断層が横切っているらしい。

 

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ひたすら下る。

登山道はごらんの通り。

 

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ところどころ

ルートが不明瞭になる。

 

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クガイソウ。

 

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ハリオオアザミ。

見頃だった。

 

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こちらミヤマカラマツ。

托葉がないのがポイント。

 

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タマガワホトトギスも見頃だ。

 

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こちらは後で調べる。

黄色い花。キリンソウでした。

 

登山道わきにぽっかりと空間があったので

のぞいたら、どうやらクマの

食事跡。

 

こちらはクマが剥いだ木の皮。

その跡に大きなカタツムリ。

 

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10時13分、水無沢分岐。

ここから川口渓谷の道路へエスケープできる。

見た所、刈り払いもされている様子。

今日はここはスルーして

この先、鹿の子山分岐を経由して

川口県境分岐まで行く。

 

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水無沢分岐までの半野生状態の道とは

打って変わって、この先は刈り払いが

最近なされたばかりらしい。

 

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途中で稜線を巻いて山腹へ伸びる道と

稜線をたどる道に分かれる。

試しに稜線の道へ。

木の枝なども切られたばかりで

どうやら新しいコースらしく

道はあまり歩かれていないせいか

やや歩きにくい。

 

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11時20分、鹿の子分岐。

鹿の子山へ行こうか迷ったが

刈り払いもない藪ルート。

昼も近いので秋にでもまた来ることにして

本日はパスしておく。

 

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稜線コースからやや下ると、巻道と合流。

鹿の子山分岐の標識も転がっていた。

 

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この先、川口県境分岐へ。

ピークをさらに2つ越えて

2週間前に歩いたコースに合流する。

この先は再び藪がかぶり気味に。

峰越直後ほどではないが。

 

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途中の笹薮一帯で

笹の花が咲いていた。

来年あたりはこの一帯の笹が

枯れるのか。

 

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ガスが徐々に晴れて来て

時折空が明るくなる。

真昼山地らしいブナ林が現れる。

 

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林床には久々に

サンコタケと遭遇。

悪臭と聞いていたが嗅いだことが

なかったので、さっそく顔を近づけて

激しく後悔した。。。

20センチの距離で耐え難い悪臭だった。

 

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円陣を組んで伸びているブナ。

 

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12時10分ごろ、

めざす川口県境分岐到着。

 

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2週間前の到達点。

そしてこれで、羽後朝日岳から女神山までの

和賀・真昼の稜線が繋がった!

ちなみにかつてはここから沢内へ

抜ける道があったようだが

今は藪に埋もれて廃道だった。

 

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ウスユキソウ。ミネウスユキソウと

どっちなのかわからないが。

 

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モウセンゴケの花の蕾。

あと数日で咲くだろう。

 

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昼休憩後、

2週間前と同様に川口渓谷方面へ

鉱山跡を下りる。

 

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粘土質の泥がついて

足が重い。これがなかなか取れない。

 

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川口県境分岐からのエスケープコースは

結構な荒れっぷりでなかなか歩きにくい。

 

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ブナ林に入るとようやく

道の荒れも収まる。

 

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2週間前と同じ大岩を通過すると、

この2週間のあいだに

ブナの老木が倒れていた。

 

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見上げると、その

ブナの老木が占拠していた空が

ぽっかりとあいていた。

この空を目指して、ブナの世代交代の

生存競争が始まるのだ。

 

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かつてはあの老木も、こんな見事な

マザーツリーだったのだろう。

 

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13時26分、登山口に出る。

前回は新しくつけられたらしいコースに

入っていったのだが

途中で整備が終わっていて藪漕ぎとなった。

今回はそちらには行かず、この登山口を目指したので

あっけなく林道に出ることができた。

 

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さて、ここから1時間30分の林道歩き。

見上げるとガスも晴れて、

さっき歩いていた稜線のアップダウンが

目の前に広がる。

 

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かっこいい岩山はつくしもり山。

稜線上から見下ろしたかったが

ガスで叶わなかった。

 

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15分ほど歩くと水無沢口。

稜線で通り過ぎたエスケープルート。

見た所、おそらく整備がなされている。

 

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13時52分、2週間前に藪漕ぎして到着した場所。

たしかに最短距離ではあるが

整備途中でああもピンクテープがつけられていると

普通、人は迷い込むだろう。

 

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15時すぎ、デポした車に到着。

本日遭遇したクマだのトリだのの

動植物レポはまた後日に。

 

 

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