先月は週末ほとんど出社。
つまり山にはキノコの様子をみるために
雄長子内岳に行っただけ。
ひさびさに1000m以上の高みに
立ちたくなり、身近なところで
栗駒山で手を打った。
8時55分ごろ、須川温泉を出発。
そういえば3連休初日。
しかも明日は台風、
そして紅葉のラストチャンスという
駆け込み紅葉狩りニーズへの供給源として
栗駒山はたいへんな賑わいだ。
いつも使っている須川温泉から
名残が原までのルートが通行止になっていた。
なんでだろうと、いってみたら
木道がずたずたでちょっと危ない様子。
紅葉は1000~1200mあたりが真っ盛り。
9時6分、名残ケ原。
職場で栗駒山の紅葉が見頃だろうと
誰かが話していたのへ
もう終わっただろうとつっこんだが
山登りしない人にとっては
このあたりが「栗駒山の紅葉」だ。
うん、見頃だ。
ここから登山道に。
道はところどころ、こんな感じで水たまり。
きのこはあまりない。
産沼コースとの分岐。
あっちへ行こうか迷ったが
須川コースが久しぶりだったのでこのまま先を行く。
途中にある唯一の水場。
産沼コースとの分岐付近にある。
水はちょろちょろだ。
山頂方面が見えて来た。
9時30分、ゼッタ沢を渡渉。
以前はもっと立派な橋だったが、
さすがにこの急な沢では持たないのだろう。
もっとも、きょうは石伝いでも渡ることができた。
あとひと登りで昭和湖。
紅葉めあての登山者で渋滞。
これは硫黄のある場所に生えるコケ。
ハナゴケ科のイオウゴケ。
ここぞとばかりに群生していた。
昭和湖手前の池塘。
ここまでくるとさすがに紅葉はくたびれた色調に。
9時48分、昭和湖。
名前の通り昭和19年だかにできた湖。
高濃度の硫化水素が発生するので近づかないように。
ここから県境分岐の稜線まで250mほどの登りとなる。
このコース一番の傾斜だろうか。
全体的にはなだらかな部類のコース。
少し登って昭和湖を見下ろす。
トイレ小屋も。
10時26分、主稜線が見えて来た。
草原が広がる。
10時37分、県境分岐。
宮城側には雲海が広がっていた。
東へ進路をとり山頂へ。
今日のビタミン。コケモモ。
天狗岩は絶好の
撮影ポイントになっていて賑わう。
振り返ると鳥海山。
手前の広い稜線には秣への縦走路。
紅葉最盛期にはここ一面が錦の絨毯になる。
奥には虎毛山~須金岳の稜線と
その奥に神室連峰。小又山が目立つ。
さらに奥は月山か。
龍泉ケ原の草紅葉も見える。
宮城側の紅葉。
緩やかな稜線を山頂へ。
11時7分、山頂だ。
たいそうな賑わいで・・・・
こちらは宮城側からのコース。
栗駒山の山頂は広いのだが
あまりに人が多すぎて、30秒ほどで退散。
渋滞を避けて秣岳縦走コースに入り
展望岩頭へ逃げ込んだ。
昔はこの縦走路の入口だけ、故意にか
知らないが藪が刈り払われず
知るひとぞ知るコースで木道すらなかった。
今は入口も刈り払われ、
この展望岩頭まで足を伸ばす人も増えた。
どこも人がいたので、
崩壊地をやや降った岩の上で一息。
そばの岩に小さいシダ類があり
どうみてもオサバグサっぽいが、どうだろう。
あまりの人の多さに食欲が失せ
コーヒーとサンドイッチでお昼に。
のんびり過ごして今日はこれで下山する。
宮城側の雲海が稜線を越えて
岩手県側に回って来た。
昭和湖から先にも雲海が広がり始める。
13時40分ごろ下山し、
しばらくすると先ほどの雲海は
ガスとなって、登山口駐車場を覆う。
ガスの中はひんやりとして気持ちいい。
台風前のフェーン現象で暑い日だった。
秋のつもりで飲み物を少ししか持って行かず
水分不足。
さっそくキンと冷えたノンアルで水分補給。
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