![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/09/DSC00543.jpg)
アジサイ的なフォルムの花、
ノリウツギ。
なんだかエゾアジサイに似ているものの
どことなく地味な印象があり
さほど積極的にカメラを向けるだのして
関わることも稀だった。
ところが、
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/09/IMG_0225.jpg)
去年、秋田駒で見かけたノリウツギの
その愛らしいこと。
これ、実はもう花は終わったところ。
なのに花盛りの頃よりも色っぽい。
ノリウツギのいかにも花っぽい、
ひらひらの部分はこれは装飾花。
虫を呼ぶための飾りなのだ。
いわば「蜜、あります」的な看板だ。
で、この装飾花、じつは
受粉がすんで実がつく頃には
くるりと下を向いてしまう。
ちょうど、閉店したんで看板を下ろしました、
と言ったところ。
そして白からほんのり赤みが
付いてくる。
昆虫目線では「白」がキャッチーなのだが
もう虫には用はないと
言わんばかりの看板下ろしの
白色放棄。
面白い花なのだが
花盛りよりも、その後の方が
人間目線では魅力的なのだ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/09/DSC00543.jpg)
こっちが営業中。
装飾花、上を向いているでしょ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/09/DSC01806.jpg)
こっちが閉店モード。
装飾花=看板が下されている。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/09/DSC07850.jpg)
ドライフラワーになってもまた
ステキ。
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