秋や春など中途半端な季節のウエアはソフトシェルが使えるよ。

秋や春など中途半端な季節のウエアはソフトシェルが使えるよ。

ソフトシェル。なんだか中途半端感あるその
ポジショニングとその、中途半端感が醸しだす、
あってもなくてもいいけれど
あればそりゃいいよね的な、
ベスト!ではないふんわりモアベター感。
山女たるもの、その一着がなくたって
工夫とガッツでなんとかなるのに、
あえて大枚はたく意義に
ちょっぴり贅沢感すら漂う。

それがわたしの中のソフトシェル。

ぐだぐだ言ったけれどつまりは
あればすっごく使えるアイテムではあるのだ。

長年使っていたコールマンの
ソフトシェルがだいぶくたびれファスナーが
いかれてしまったので、今年モンベルに買い替えてみた。

モンベルのソフトシェルのラインナップは
カタログで見るところでは9種類!
さて、どれを選んだものか。
豊富なラインナップにめまいがしそう。

選ぶポイントはカタログに
防風性と保温の2つで評価されており、
それによってその商品の選ぶポイントが添えられてある。

◉防風性とコンパクトを求めるならライトシェルシリーズ。

◉動きやすさと年じゅう使い倒したければトレールシェル。

◉防風、保温、ストレッチ性のいいとこどりで
バランス重視ならノマドシリーズかロッシュ。

◉抜群のストレッチ性つまり動き易さならクラッグ。

◉冬のスポーツにならパウダーシェッド。

◉前面は防風、背面は通気性のハイブリッドウエア。

以上、こんな区分けだ。

で、以上のクラクラしそうに
ニーズが細分化されたこのラインナップから
わたしが選んだのはクラッグパーカ。
クラッグにはジャケットタイプとパーカタイプの
ふたつがある。
好みでパーカタイプに。

9種類のラインナップからなぜこれを選んだか。
緻密な分析? 現物をじっくりと試着?
いやいや、カタログ見て決めたから
わりとテキトーなんだが、
決め手になったのはこの一文。

クラッグジャケットは一般社団法人アルパイン・ガイド協会のオフィシャルウエアに採用されています。

プロのオフィシャルウエアなら間違いなさそ。
この一文のおかげで選んで迷っての煩わしさなく
あっさりと現物も見ずに決めた次第。
さっそくオンラインショップで取り寄せた。

届いた。
生地素材もしっかり感ありリッチな印象。
お値段9,800円でコスパもよろしい。

裏地は起毛。厚みはさほどない。

着用した。
意外にもシュッとしたシルエット。
もっと野暮ったいかと思っていたから
とてもうれしい。

サイズはMサイズ。
わたしの身長は163センチ。Mサイズが
ジャストフィット。

後ろのシルエット。
シェイプしているのでだぶつきがなくて
動きやすい。

袖はサムホールという作りで
親指を通して手の甲部分が暖められるまごころ設計。

10月上旬、強風の鳥海山の祓川付近を
野口健さん視察に同行させていただいたとき
さっそく着用してみた。

風がとにかく強く気温も低かった。
気温測るの忘れたが、いつもなら
フリースと雨具を着込むような天候だが
今回はこのソフトシェル、クラッグパーカを
アンダーシャツと長袖シャツの上に一枚。

視察ということで止まっている時間が長く、
さすがにやや寒かったが
防風性の高さが実感できた。
若干の雨が降ったとしても、そこそこの
防水性もあるので
これなら微妙な天気の山歩きも
この一枚で済みそう。
ウエアの脱いだり着たりが省略できる。

上にパタゴニアのマイクロパフを着ても
問題なくファスナーが閉まります。

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