晩秋の黒森山へぶらり

晩秋の黒森山へぶらり

今度の週末のガイドの下見にと、
ついでにナメコ目当てに御嶽山へ向かったら、
なんと、一本杉の登山口に至る車道が
通行止めに。

アスファルトが30センチほど陥没していて
さすがのフォレスターもお手上げ。

ということで、
御嶽山から黒森山縦走を
黒森山起点に行程を作り変えるため
急遽、みずほロードから黒森峠方面へ
車を走らせた。

実は黒森峠から登るのは初。
黒森峠へと続く車道沿いには途中
潟尻沼や展望地などにトイレがある。
黒森山登山口にはトイレはないので
登る前に済ませたいときは、どうぞ。

黒森山のルートマップはこちらから

登山口は「黒森神社」の鳥居から。
道路を挟んで反対側に、頑張れば車4、5台は
停められるスペースがある。

11時ごろ、出発。
ところで雪だ。今シーズン初の雪山だ。

登り始めはやや急。半端な積雪で
とにかく登りにくい。
チェーンスパイクでも持ってくればよかったわ。

が、わりとすぐに斜度は緩んで
たおやかなブナ林に。
林床にはユキツバキもちらほら。

振り返ればかなり見晴らしがいい。

20分ほどで山頂分岐。
だが、せっかくだから展望地まで
行ってくるべ。

先行者はタヌキかキツネか。
キツネはもっと一直線に
きれいにトレース作る印象だが
タヌキにしては整いすぎにも見える。

御嶽山が見えてきた。
その縦走路も、今日は積雪で白く
浮かび上がっている。標高にして
1000mにはるかに届かないのだが
なかなか映えるでしょ。この稜線。

さて、伸びやかな景色に駆け出したいが
黒森山からの下りは結構やっかい。
しかもこの半端な積雪。
余計、やっかいだ。

40メートルほどの下りだが
急だし滑りやすいしで
ロープも張られているが
ここは下りる際には充分に気をつけましょう。
マイロープ、あると安心かも。

急な下りが終わると
もうなだらかな稜線歩き。
標高700メートル少し越えたぐらいだが
高い樹木もなく、見晴らしも良い。
ほんと、いいハイキングコース。

あの小ピークがp748。
展望がいいので、推しとく。

11時40分、展望の小ピーク。
眼下に小さな沼が見えるがあれが鏡沼。
御嶽山縦走をするなら、この展望コースと
鏡沼コースでちょっと周回ルートが取れる。

仙北平野の眺めもよろしい。
鳥海山もすそ野がちらり。

御嶽山までここから20分もかからないが
きょうは風も強いしもういいや。
何より早く帰ってタイヤ交換しなきゃと
この積雪に急かされ落ち着かない。

かわいい木ノ実。
ツルウメモドキ。

黒森山。と、鬼の急登。
ああ、この雪で滑るだろうなあ。

写真で見るより実際は急。
さあここは全集中で。

黒森山山頂分岐から、杉林を抜ける。

前回、ブログコメントで
教えてもらった「サワフタギ」。
びっくりするほど真っ青な実がいっぱいで
テンションあがるわ。鳥じゃないけど。

先行者はどなた?

山頂近くは階段に。

結構大きい足跡に子グマかと思ったが
よくよく見れば蹄がある。ニホンカモシカだろう。

ニホンジカじゃないよね?
平鹿町の金峰山付近には立派な
ニホンジカが出没している。

去年の小雪で一気に北上したかもしれない。

12時すぎに黒森山山頂。

午後に晴れる予報だが
青空だったり曇ったりと一定しない。

黒森神社は雪囲い。

ライブカメラの真ん前で
お昼にしよ。

ぼっちランチの様子は
ばっちりライブカメラでアップされてた。

本日は甘酒と
特製山サン。バターを塗ったくるみパンに
黒い悪魔ことあんこと、白い悪魔こと
練乳をたっぷりと召喚した中高年をダメにする山サン。
レッツ!ハイカロリー。

神社の南側の何がどうなっているのか
大変そうな樹。

半端な積雪を下山する。
一番歩きにくいシーズン到来だ。

向こうには女神山。
手前は後ろのツルかな。

まだ13時すぎたころだが、
冬の日差しはもう夕方のようだ。

来年の芽吹きの季節へ
飛んで行きたそうなムシカリの冬芽。

さて、駐車スペースから北へ伸びる小径が
あり、気になったので入っていく。

ほんのちょっと入ったところで
道は終わるが
目の前に見事な展望が待っていた。

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