和賀岳ツアーお疲れ様でした。

和賀岳ツアーお疲れ様でした。

先週末は奥羽山脈の御大将、
と、わたしが勝手に呼ぶ和賀岳の
ご案内でした。

和賀岳は初めてという方や
和賀岳は40年前に登ったが
まったく記憶がなくて
初めてに等しいという方など
ご参加いただきました。

甘露水登山口から往復15キロ、
累計標高差1150mのがっつりコース。
そこに真夏の気温が
畳み掛けてくるという、
なかなかヘビーなコース。

先週もこの山域で熱中症の救助が
あったばかり。
みなさんには飲料と塩分を
しっかりとご用意いただき
こまめに水分補給しながら
汗をふきふき和賀岳を
目指していただきました。

季節的には涼しい秋のほうが
体への負担も少ないのですが
いかんせん行程が長い!
なので日の長い6月7月が
狙い目となってしまいます。

それに花のシーズンでも
ありますしね。

今年は昨年よりも
ニッコウキスゲが早かった!
もうほとんどは実になっていて
花のほうは和賀岳直下付近で
ちらほらあるだけ。
薬師平はトウゲブキ、
ヤマルリトラノオ、
ヨツバヒヨドリ、
ハクサンシャジン、
オオバギボウシ、
和賀岳直下はもう
キンコウカ。

花はすっかり晩夏のメンバー。

なにかとお花のイメージで
和賀岳に憧れる登山者も多いのですが、
登山道は急登とアップダウン、
そして2021年現在、
薬師岳から先は藪が濃い。

迷うほどではありませんが
藪慣れしていないと
ちょっとナーバスになりそう。。

薮はせいぜい腰ぐらいで
ぱっと見は登山道が不明瞭にも
思えますが、
うっすらと登山道部分は低くなっていて
迷うほどではありません。

しかしながら藪の足元は見えにくく、
石ころや泥、木の根で
つまづきやすい。
これがじわりじわりと
メンタルにくるんですわ。。。

焦ってもいいことないので
こんなルートのときは丁寧に丁寧に
足裏で障害物の気配を探りつつ
ゆっくりと進みました。

そして夏は日は長いものの
気をつけたいのが雷雲。

上空に寒気が入っている時や
朝から湿度の高い暑い日は
このコース、森林限界を越えた稜線なので
行動のスタートを早めるなどして
午後の雷雲が発達しやすい時間帯には
樹林帯まで下りているような
スケジュールを組むことをお勧めします。

また、急な天候の変化でも
速やかに動けるよう
体力に余裕があることも
求められるコースです。

厳しい話にはなりますが
和賀岳や神室山などは
ガイドツアーだとしても
参加者それぞれの、
相応の体力とスピードが
求められる山域となります。

体力に不安がある場合は事前に
トレーニングをするなどの
準備が必要になってきます。

行ってみたい、だけでは
行けない山もあるのが登山。

じゃあどうやって行こうか?
あれこれと作戦次第では
道が開けるのも登山。

今の自分の限界を把握し、
今の自分のままで行けるのか
何が足りないのか
どうやって補うのか
補えるのか、
たとえツアー参加だとしても
登山をするからには
冷静に分析したいポイント。
そして不足を見極め判断し
行けるように自分を高めるのも
登山の楽しみ。

オオカサモチの山頂に集うハチたち。
その奥が小鷲倉。和賀岳は
さらにその向こう。はい。御大将は
奥の間に鎮座しております。

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