雪山に!ハクキンカイロ

雪山に!ハクキンカイロ

先週、たっぷり積雪の田代岳へ。
久々の白神界隈の雪山だったので
すっかりその冷え込みへの認識が鈍っていた。

樹林帯から山頂直下の吹きっさらしの
湿原へ出ると
がらりと環境が変わるのがここ田代岳。

雪山での肌露出

写真の露出していた部分、
ここが痛いくらいに冷えて冷えて
そんな自分を撮影しようとカメラを
取り出すと、極寒につき
バッテリーが果てている始末。

おいおいおい。
オリンパスのtoughシリーズ。
こんな日のためのタフネス期待してたのに。

こんな極寒の山歩き。
冷えた指先とカメラのバッテリーの
強い味方がカイロ。

それもこれ、ハクキンカイロ。
気になる方はアマゾンでも購入できます

かっこいいでしょう。
1923年から変わらぬ姿なのか
ロングライフデザインで
グッドデザインに輝いているではないか。

ハクキンカイロ

マイナス40度でも衰えぬ温もり。
こいつを持てばこのおっちゃんのような
笑顔で山を登れるのか。そりゃいい。

いや。直持ち熱っつ!
付属品のカバーなしでは
おっちゃんのようには笑えないわ。

今時の消費者なら
ソッコークレーム入れるだろう。

おっちゃんの真似して直持ちしたら
火傷しそうになったわとか言って
んなもんフツーに気付こうよ的な
お客様相談窓口の心の中の
ツッコミなどものともせずに
電話口かSNSで大騒ぎするところだろう。

あるいは企業の品質管理かなんかの部署が
このイラスト、誤認の恐れがあるだろうと
無機質に却下するところだろう。

この直持ち満面の笑みのおっちゃんには
昭和の良き時代のおおらかさ、
消費者と作り手の信頼関係が
かつてはあったのだなと回顧できて
早くも心がほっこり温まる。

さすがロングライフデザイン。
いろいろ時代を感じさせてくれる。

このカイロの熱源はベンジン。
ベンジンの気化ガスが、
プラチナと接触することで発熱する。

うお。なんだか難しそう。
理屈はともかく
山で暖を取りたい一心で
近所のホームセンターで
買ってきた。

大きさはスタンダードタイプと
ミニタイプ、
さらに大きいジャンボがあって、
私は手のひらサイズの
スタンダード。
3780円。ベンジンは別売で
700円弱ぐらい。

大きさの違いは持ち時間と
熱面積ぐらい。
スタンダードだと24時間、
余裕であったかい。

ミニサイズで18時間程度。
日帰りならコンパクトを
2個持ちでもよさげ。

ジャンボなら30時間。

さっそく試すべ。
説明書あるけど読むのめんどくさい。
なんとか行けるべと
せっかち根性と行き当たりばったりの
直感にまかせて点火を試みることは
やめたほうがいい。

ということをまず学んだ。

正しくは以下の通り。

まずはこの火口の金具を外す。
このとき中にあるフワフワの
プラチナ媒体には触れないことと
ここを濡らさないこと。

すぽっとこの火口をとると、
ボトルの中のワタみたいなのが覗く。
なるほどここにベンジンを注ぐのね。
で、どうやって?

説明書を読まずとも、
このプラスチックが漏斗なのだとは
察しがつくだろう。

だが、この不透明のピンクの突起。
これが注ぎ口を蓋しているんじゃ、
容器にベンジンを注げない。

説明書をさぼった私はここで
この栓のような突起物を外すものだと
思ったが、一向に外れる気配がしない。

ここまで頑なだと
何かワケがあるにちがいない。
それでも説明書は面倒くさい。
困ったな。いや説明書読もうよじぶん。

諦めかけたところで
この突起が回転することに気づく。
そして、回転させると、
↓こんなちっこい
穴があることを見逃さなかった。
ほら説明書いらんがな。

なるほどなるほどなるほどな。
こいつをこう回転させて
容器に差し込み、
ベンジンを流し入れればこの穴から
容器に液体がそろりそろりと
流れ落ちる設計なのだな。と、解釈できた。

このようにな。

このようにしてここに
ベンジンを注ぐと悲劇が起こる。

正しくはこうだ↓。

こうして漏斗に分量まで
ベンジンを注ぎ入れる。

ベンジンを注いだ

カップにベンジンを入れたら
このように↓漏斗を90度回転。
これで先ほど発見した穴から
容器の中にベンジンが難なく注入完了。

容器にベンジン注入

わたしは最初っから
このフォームで注入したものだから
あれよあれよというまに
ベンジンが注入されていき、
容器から溢れ出てしまい
丸一日、部屋がベンジン臭かった。

ちなみにこのスタンダードサイズは
最大2カップ入る。
外気温にもよるらしいが
これで24時間、温かいらしいが
日常では1カップで
23時間ほど暖かかった。

なお、当然ながら
引火しやすいのでこれらの
着火までの儀式はくれぐれも
火器厳禁で。

注入したら入れすぎによる
オーバーフローを防ぐため
逆さにして、容器を押しながら
余分なベンジンを出す。

ベンジン注入の儀が完了したら、
外した火口をセットして、
プラチナのワタの部分に
マッチなりライターなりで
炎を3秒程度当てる。

このとき、容器を
逆さにしての点火はしない
火口を上にしたまま
炎を近づける。

ちなみにこの火口に
火は灯らないがそれでいい。
はやくもじんわりとカイロが
温まり始めていることに
心もほっこりするだろう。

発熱しはじめたら
付属の袋に入れて、ポケットなり
腹巻なり好きなところに
忍ばせればいい。

炎は灯らないが
火口が鈍く赤く光ることがあるが
これは発熱による光のようなので
安心を。

レッツ昭和の温もり!

アマゾンでベンジンとセットのスタンダードはこちら

山道具カテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。