雪もいい感じに落ち着く2月、
石黒山をご案内しました。
石黒山は秋田県は仙北市、秘湯
鶴の湯の西にある1097m(三角点)の山。
登山道はないので積雪期が狙い目。
当ガイドの新メニューで
今回が初のご案内です。
石黒山、と言っても
県内でも知られていない山なので
はたして参加者いるのかと
ものは試しで募集してみたのだが
思いのほか好奇心旺盛な
ゲストの方々がいらっしゃいました。
キャンセル待ちの人気ぶり。
ルートは個人で登っていたルートは
杉林が続くので、今回ツアーのために
杉林以外のルートを開拓。
天気も上々。雪をまとったブナと
ミズナラの雑木林ゾーンには
朝日が差し込んで、歓声があがるほど
美しく。
ルート途中、
小ピーク巻くチームと
小ピークチャレンジャーチームに別れ
コルで合流。
あちらは元気なチャレンジャー隊。
果敢にラッセルしております。
小ピーク814は
地形図を見ればキノコっぽい。
ドクキノコ尾根と命名。
見た目は傘の開いたマツタケですが。
ドクキノコ尾根を過ぎれば
急登に。ラッセル頑張って登れば・・・
秋田駒展望テラスへようこそ。
ちょうど良く雲がたなびき、
朝の日差しに山肌の陰影も
キリッとカッコ良い。
テラスを過ぎてゆるやかに斜度が増していく。
921付近はカラマツの森。
ここはわたしのお気に入りゾーン。
青空にまっすぐに伸びるカラマツの
光景は胸がすくほどに美しい。
ばりこさーん、
写真撮りたい〜と
Sさんが堪らずに呼びかけて
撮影タイムに。
カラマツは杉の植林の際の
目印に植えられる。
日本固有の針葉樹だが
日本海側のはほとんどが植林だ。
秋には黄色に紅葉し、
金色の雨のように落葉する
美しい樹木だ。
カラマツの森を抜ければ
尾根がゆるくカーブして山頂直下に。
さて、青空はみるみるガスがかかって
なにやらアンニュイな景色に。
新雪にてこずりながら
交代でラッセルして急登を。
「ラッセル体験しましょう!」
なんて当然のガイドメニューのように
呼びかける私だが、
正直、さすがに1人先頭ラッセルは
きついわ。と、ここだけの話。。。
ブナやコシアブラの樹形に
ツッコミを入れながら
急登を登っては休憩。
みなさん、かっこいいです。
ガスがなければ
ここから秋田駒の展望が
素晴らしいのですが、
あいにくのガス。
ゲレンデのような広い広場は
下山のぱふぱふタイムの
お楽しみに。
さああれが山頂!
本日の一番乗りを全員でと
一斉に四方から登ってみた。
登頂!
ガスでみなさんが霞む。。。
ガスが晴れないものの
風もなくさほど冷えない。
山頂独占でランチタイム。
スコップで足元を掘って、
掘り炬燵式に。
これで雪山のランチタイムが
ちょっとラクに。
石黒山の山頂は
熊だなが多い。
バキバキと豪快に枝を折った跡と
座り心地よさげな熊だな。
主は今頃、穴ぐらで
うとうとしているんだろう。
さて下山はぱふぱふと。
崩れやすく登りで難儀した分
下山は最高!
ご参加ありがとうございました!
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