![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09434.jpg)
5月はここに登らずにはいられない。
真昼岳だ。実は2週連続で真昼岳。
一年ぶりに訪れたところ、登山口から
沢沿いのコースに沿って作業道ができていて
雰囲気が様変わりしていた。
コースタイムはゆっくり休み休みで・・・・
9:10 登山口
9:55 石台
10:10 ブナ林
10:50 ヤセヅル
11:18 赤倉口分岐
11:35 山頂〜休憩12:00
13:50 下山完了
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09686.jpg)
赤倉口の登山口まで車が入れた。
ときどき、大鳥居手前で通行止めとなるので
この林道歩きがないのがありがたい。
すでにクルマは数台。この時期は
山菜採りが多い。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09452.jpg)
作業道に引っ張られないようにか
これまでなかった登山道の看板が
つけられていた。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09466.jpg)
沢から登山道がそれていく地点に
湧き水がある。
去年までなかったパイプとカップが
添えられていて、利用しやすくなっていた。
冷たくておいしい水。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09471.jpg)
沢沿いの道は徒渉を繰り返しながらで、
滑りやすい。
ときどき、足場の悪い急斜面が
あったりなので、慎重に歩きたいところ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09486.jpg)
シラネアオイが見頃だった。
実は2週連続の真昼岳で、
こちらは大型連休あけの週末の花。
麓の見頃はそろそろ終盤かも。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09478.jpg)
この大木が出てくると、沢沿いから
山腹の巻道になる。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09487.jpg)
杉とブナが混じる林で
登山道わきでコシアブラが採れる。
くれぐれも取り尽くさないよう、
脇芽は残していただきましょう。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09491.jpg)
石台。特に石の台も見当たらないのだが。
ここから先はブナの森だ。
しばらく山腹を巻くようななだらかな
登山道となる。
まだエゾハルゼミは鳴いておらず、
ツツドリの声は遠くの森でときどき
聞こえてくるだけ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09493.jpg)
ここのブナ林を歩くだけでも
このコースは満足だ。
だが、ツツドリやエゾハルゼミの
BGMがないとまだちょっと物足りないかな。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09512.jpg)
ムシカリも咲き始め、
ムラサキヤシオも彩を添え始めた。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09499.jpg)
善知鳥新道、というのが正式名称か。
大浅沢新道だと思っていた。
取り付きが痩せ尾根の急登なので、
ロープがあると安心なコース。
初心者向きではないかと思う。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09504.jpg)
真昼ブナ林。気持ちのいい山歩きとなる。
先週、下山のときに、山腹の上のほうの藪を
ガサガサ言わせて何かの動物が
いたが、さて誰だったのだろうか。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09721.jpg)
二次林。せいぜい60〜80年くらい?
戦後の大規模な伐採の波がここにも
きたのだろうか。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09725.jpg)
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09515.jpg)
山腹が北西斜面側になると
足場の悪い箇所が出てくる。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09514.jpg)
急斜面に付けられた山道なので
足場は悪いが景色が良い。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09518.jpg)
ヤセヅルの手前でまた尾根の
反対側に登山道が移る。
このあたりは残雪期にはルートを
見失いがちなので要注意。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09528.jpg)
ヤセヅル手前、山頂が見えてくる。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09522.jpg)
ここまでくると、入山者の目的は
コシアブラより山頂になるせいか、
わりと立派な芽があちこちに見つかる。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09534.jpg)
ヤセヅルへ。冬はナイフリッジに
大きな雪庇ができる場所。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09536.jpg)
雪はまったくなくなっている。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09540.jpg)
いったん、ヤセヅルからコルへ下るが
その前に山頂を展望できる。
遠く感じてしまうが、神社小屋も
しっかりと見えて、ここからゆっくりでも
1時間もかからない。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09542.jpg)
連休明けはこのくらい雪があったが、
1週間後には、ほぼ雪は消えていた。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09541.jpg)
あちらは音動岳。北真昼岳とも
呼ばれるらしい。
シラネアオイの見事な株がある。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09752.jpg)
五月16日には沢地形の一部にだけ
残雪があった。
ここが足を滑らすと谷に
落ちていきそうに急斜面にあるので
通過は注意が必要だ。
たぶん、来週までには消えるだろう。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09760.jpg)
オクエゾサイシンか。稜線直下に見頃だった。
オサバグサも蕾ができている。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09544.jpg)
笹薮のトンネルに差し掛かれば、
稜線はもうすぐ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09545.jpg)
稜線。
先週は風が強くて、ここで引き返した。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09769.jpg)
稜線上は遅い春が満開。
キクザキイチゲが、登山道脇を縁取って
見頃だ。ヒメイチゲも小さいながら
ひしめき合っていた。
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ショウジョウバカマとヒメイチゲ。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09804.jpg)
振り返ると音動岳。
その奥には和賀山塊。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09777.jpg)
前方に山頂。
その奥に、鳥海山も午前中は
よく見えていた。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09787.jpg)
山頂。なんと、
山座同定の石柱が倒れていた。
![](https://bariko.jp/blog-yama/wp-content/uploads/2020/05/DSC09788.jpg)
山頂からは田園風景が広がる。
ちょうど水田に水が張られはじめ、
日差しが強ければ、きらきらと輝く様子が
見られるだろうが、あいにく今日は曇り空。
水鏡が輝くタイミングを期待して、
なんども登ってしまう理由のひとつである。
新緑のブナ、鏡面のような里の田。自粛している間によい季節になりましたね。
季節の足が早くて驚いてしまいますね。
リレーのように次々と週替わりでいろんな
花が咲き始めています。